PHOTOCOPIEU


竹内 美彩
Misa Takeuchi
1986年生まれ、滋賀県出身。バンタンデザイン研究所を卒業後、企画デザイナーとして勤務。2013年、神戸ファッションコンテスト受賞を機にパリ・サンディカ校への留学を経て、イザベル マランやヴェロニク ルロワのアシスタントデザイナーを経験。帰国後、’19-’20年秋冬コレクションよりブランド、フォトコピューを始動。
服作りも経験も、自分の「好き」を大切に

第83回候補作品のポートフォリオ。2次審査では、繊細なデザイン画の世界観を忠実に再現し、高い完成度で実物作品へと仕上げた。
学生時代は、日本で開催されるほとんどのコンテストにデザイン画を送り、強いアイデアを考えて過ごしていました。装苑賞で印象的だったのは、審査員の菱沼良樹さんに「才能があるから思いきり好きなようにやったらいい」と言っていただいたこと。その後、好きなようにやってショー映えしない服を作り、ほかの賞にはかすりもしなかったのですが、自分もこの世界のいちプレーヤーとして存在感を出せるかもしれないと思うことができました。
営利的な制約を受けない学生時代の作品は、その後の自分のコアになるアイデアを多く含んでいます。それに、様々な人との出会いは、東京のファッション業界で関係性を作るためのベースになりました。結婚して離婚して、今では仕事のパートナーとなっている相手とも装苑賞がきっかけで知り合ったんです。服作りも旅も恋愛も、自分だけの経験を積み重ねて、自分にとっての「本当」を見つけて大切にしてください。

ブランド名のフォトコピューは、フランス語の「コピー機」に由来する造語。ブランド設立7年目を迎え、「Sensual and Functional(機能的であり官能的)」を新たなコンセプトに掲げる。変革期を生きる主体的で美しい女性像を探求し、社会からのさらなるエンパワメントを必要とする人の「働く」という行為に着目。どんな時も自分らしさを失わず、身体をポジティブに捉えられるウエアを提案する。