STARGLOW
等身大の想い、重なり合う5つの色。
新曲『USOTSUKI』に込めた、5人の純度とアーティストとしての現在地

【CHATTING MUSIC vol.028】

2026.04.01

4 月 1 日(水)に待望の 2ndシングル「USOTSUKI」をリリースしたSTARGLOW。デビュー曲「Star Wish」で見せた洗練されたムードから一転、今作で彼らが鳴らすのは、後悔や切なさといった心の奥底を曝け出した、嘘のないストレートな感情だ。それぞれのルーツと美学を握りしめ、この 5 人でしか描けない「色」を追求した先に見つけたものとは。

photographs: Josui(B.P.B.) / interview & text:Mizuki Kanno

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

「リリックに共感するほど、パフォーマンスの熱量も上がる」

——RUI    

RUI:「白」ですね。デビューしてから、自分には想像以上に多くの側面があることに気づきました。白は何色にもなれるし、何色にも染まることができる。そんな「カメレオン」のように変化し続けられる存在が、自分らしいのかなと感じています。

RUI:僕は、リリックへの共感度に比例してパフォーマンスの熱量が上がるタイプなんです。かなり言葉を重視していて、例えばデビュー曲の「Star Wish」もサビのリリックに心から共感できたからこそ、ダンスや歌により深い感情を乗せることができました。

RUI:「面倒くさいよね 都合良すぎるよね でも君に会いたい」という一節です。好きな人にだからこそ見せられる、弱くて、でも嘘のない真っ直ぐな一面が表現されているなと思って。歌という表現においても共感できるところがあって惹かれました。

RUI:あえてハスキーにしゃがれさせる声の使い方を増やしました。今作では冒頭や 2 番の Bメロなどで多用しているので、これまでの僕のイメージを良い意味で裏切って、みんなを驚かせることができたら嬉しいですね。

RUI:今日つけている数珠です。メンバーのTAIKIと学校帰りなどによく二人で行っていたセレクトショップで作ってもらったお気に入りです。あとは、ひいおばあちゃんの形見のリング。とても大切な宝物で、いつも身につけています。最近は〈アークテリクス〉や〈パタゴニア〉、〈シー・ピー・カンパニー〉など、機能性の高いテック系ブランドが気になっています。18歳になったので、これからはシンプルに削ぎ落としたスタイルを目指したいです。

RUI:スタイリストさんには僕の好みや意見も伝えて、衣装に取り入れていただいていて。いつも自分のこだわりが詰まった一着になっています。だからこそ袖を通した瞬間にスイッチが入りますし、ステージに立つ時は全員で完璧に「バチバチ」に決めています。毎回、衣装はお気に入りなのですが、今日穿いている左右で表情が異なるパンツや、特徴的なシューズは特に気分が上がりますね。

RUI:不思議と、いい意味で変わっていないんです。ただパフォーマンスに関しては、見違えるほど二人とも磨きがかかっています。過酷なトレーニング時代があったからこそ、今に活きている。初心を忘れない二人をリスペクトしつつ、僕自身も何年経ってもこのままの気持ちで走り続けていきたいです。


「グループが迷ったときに舵を取れる存在でありたい」

——GOICHI

GOICHI:「青」ですね。信号の青(グリーンライト)が「進め」を示しますし、オーディションで社長から「ブレない芯がある」、「根性がある」と褒めていただいた、自分のスタンスを象徴する色でもあります。グループが迷ったときに舵を取れるような核となる存在でいたいです。

GOICHI:日本語のリリックで伝えること。同じくラップパートを担当するTAIKIとはスタイルが違っていて、僕は低音を活かしつつ、最近は自分でリリックを書くことも増えました。本当に思っていることだけを言葉に落とし込むことで愛着も湧くし、感情も込められる。日本語ラップの美しさを伝える上では、誰にも負けたくないという気持ちで先頭に立ちたいです。

GOICHI:サビ前の「でも君に会いたい」というフレーズです。前作「Star Wish」は比喩やニュアンスを込めたオシャレな表現が魅力でしたが、今作は後悔や切なさをよりダイレクトに伝えています。このパートはレコーディングの 1 テイク目が採用されたのですが、素直に感情を込めたことで、自分でも聴いたことがないような新しい声に出会えた気がしてお気に入りです。

GOICHI:自分が生まれた2006年頃の「Y2K」ファッションにハマっています。細身の自分の体型には、当時のタイトなシルエットが合うんですよね。古着屋で買った“ザ・平成”な赤黒のニットがお気に入りです。あとは、尊敬するラッパーの方を真似して、真っ黒でクールなスタイルにすることもあります。

GOICHI:アウトレットで買った〈アークテリクス〉のジャケットがお気に入り。RUIとお揃いなんです。

GOICHI:「届ける」という意識です。オーディションの時は自分のことで精一杯でしたが、デビューしてファンの方から「元気をもらった」という言葉をいただくようになり、自分のパフォーマンスが誰かのためになっているんだと実感しました。かつての自分が憧れのアーティストを見て影響を受けていたように、今度は僕が誰かのきっかけになる番なんだという意識に切り替わりました。

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

「グループの空気が柔らかく和むような存在でありたい」

——KANON

KANON:僕は「緑」です。「緑」のような優しいアースカラーって、ファッションに一点取り入れるだけで全体が柔らぐし、ナチュラルにまとまりますよね。僕もそんなふうに、一人いるだけでグループの雰囲気が和むような存在でありたいと思っています。

KANON:「協調性」というか、どんな声質の人が周りにいても、その声を繋ぐ役割ができることです。自分の声が浮かないのはもちろん、周りの声も浮かせない。全体の調和を乱さず、シームレスに繋ぐ存在でいたいです。

KANON:デビュー曲の「Star Wish」は色気やムードを出すイメージでしたが、今作はもっと等身大です。過去の恋愛の後悔など、当時の感情をそのままぶつけるような曲。より素の自分が乗っていて、歌っているというよりは「叫んでいる」感覚に近いです。

KANON:最近は「大人カジュアル」なスタイルが好きです。シルエットは比較的シンプルにまとめつつ、色使いで少し遊びを入れてみたり。そういうバランスを楽しんでいます。最近〈ニューバランス〉のえんじ色のローファーを買ったんです。スニーカーほどラフすぎず、でもクラシックすぎない。えんじ色がいいスパイスになるのでお気に入りです。

KANON:僕は衣装の時にブーツインをすることが多くて、最初のショーケースの時もそうでした。自分を象徴するアイコニックなスタイルだと思っているので、とても気に入っています。

KANON:二人とも根本は変わっていませんが、表現者としてのマインドはより深く成長していると感じます。最近、2024年の練習生時代の映像を見返したのですが、全員今とは歌もダンスも表現の仕方が全然違っていて。特にTAIKIは、デビューしてから歌のパートが増えたことで、裏声と地声の切り替えなどが劇的に上手くなりました。見られる立場としての意識が、スキルを押し上げているんだなと実感します。


「ロックのルーツを宿したハイトーンで、感情のままに歌い上げたい」

——ADAM

ADAM:「赤」ですね。炎のように燃えているという意味もありますし、どこかスパイスのような刺激的な役割という意味でも赤。メンバー全員がスパイスではあるのですが、そのなかでも僕はロックがルーツにあったり、洋楽っぽい歌声だったりと個性派なのかなと思っていて。J-POPのグループにおけるアクセントとして、赤が一番しっくりきます。

ADAM:やっぱりハイトーンです。自分のロックのルーツが最も顕著に現れる部分ですし、STARGLOWの楽曲でもハイトーンパートを担うことが多いので、そこは自分の中の揺るぎない強みだと思っています。

ADAM:良い意味で、ソロでもバンドのボーカルとして真ん中に立っていても、僕のスタイルは変わらないと思うんです。バンドで描いているような自分を、そのままグループにでやっているイメージ。ダンス&ボーカルグループのなかに、バンドのボーカルが混ざっているような、そんな特異なキャラクターとして見ていただけたら嬉しいです。

ADAM:本領発揮できた、と感じる一曲です。これまでは歌い上げる系の曲が多かったのですが、今回はロックサウンド。存分にロック色を出せたというか、感情のままに「吠え上げる」ような歌い方ができました。自分をほぼ100%出し切れた手応えがあります。

ADAM:黒をメインにした、シンプルで洗練されたスタイルが多いです。ストリートすぎず、カジュアルすぎない「良い塩梅」を意識しています。シルエットは、短い丈のジャケットに少しボリュームのあるパンツを合わせるのが最近のマイブーム。

ADAM:〈バーバリー〉のテーラードジャケットです。スタイリストさんから買い取らせていただいたのですが、形がとてもキレイでお気に入りです。今日の衣装も、短丈のトップにストレートなラインのパンツを合わせていて、いつもの自分の好きなスタイルを反映していただきました。

ADAM:やっぱり歌ですね。一番自信があった部分ですが、当時の歌声と聞き比べると、発声の仕方が全然違っていて自分でも驚きました。去年 9 月の『BMSG FES’25』の頃と比べても、かなり進化している実感があります。

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

「 5 人だからこそ生まれる色、この奇跡を大切にしていきたい」

——TAIKI

TAIKI:「青」と「オレンジ」です。全員の心が澄んでいるグループを象徴する青と、僕の原点であるオレンジ。オーディションの『THE FIRST』でオレンジのビーニーを被っていたこともありますが、グループにポジティブなエネルギーを与える存在でありたいと思っています。

TAIKI:やっぱりラップです。幼い頃から磨いてきたものなので、「負けない」というよりも、積み重ねてきた自負があるからこそ自信を持っています。ただ、最近は歌もダンスも高いレベルでこなす「オールラウンダー」でありたいと思っていて、すべてを並行して全力で頑張っています。

TAIKI:一人ひとりがソロで活動していたら、きっとまた違う表現になっていたと思うんですけど、5人だからこそ出せる「色」があるんだなって、STARGLOWになってより実感することが増えました。お互いの個性が合わさることで生まれる、このグループならではの空気。何ミリかズレていたら出会えていなかった僕たちが、奇跡的に出会って今こうして一緒に活動できていることに、日々奇跡を感じています。

TAIKI:今回は失恋ソングなのですが、スキルにこだわるよりも「思いっきり歌う」ことを意識しました。10代の叫びというか、心の底から、大きい声で歌うイメージ。前の曲に比べて、かなりエモーショナルな感じになっていると思います。

TAIKI:最初はストリート寄りだったんですけど、最近は80〜90年代のヴィンテージを結構漁っています。最近買った90年代の〈ストーンアイランド〉のジャケットは、淡いブルーの渋いデザインでお気に入りです。今まで持っていなかった感じだけど、一生着たいと思える一着に出会えました。

TAIKI:RUIとお揃いで作った数珠です。僕にとっても大切なお守りアイテムで、いつも身につけています。

TAIKI:KANONは安定して変わらない良さがありますが、RUIはすごく変わったなと感じます。考え方というか、いい意味で芯がしっかりした。自分の目指すべき姿が明確になったことで、RUIがのびのびとしていて、見ていても気持ちいいなと思います。

TAIKI:大きな夢は、ツアーでホールからアリーナ、ドーム、スタジアム、そして世界中へ行けるようになること。でも、どこを目指すかという結果よりも、常に「俺らはこうなりたい」と胸を張って言い続けられるグループでありたいです。

STARGLOW
BMSG主催のオーディション「THE LAST PIECE」から誕生した 5 人組ダンス&ボーカルグループ、STARGLOW(スターグロウ)。2026年 1 月のデビューシングル「Star Wish」がオリコン週間シングルランキング(2/2付)  1 位 Billboard JAPAN Hot 100(1/28公開)  3 位を記録し、英『NME』の「2026年注目すべき新人アーティスト100組」にも選出された彼ら。メンバーは、透明感あるハイトーンを操る最年長ADAM、深く響く低音ラップと色気ある表現力が武器のGOICHI、圧倒的歌唱力で高音から低音まで自在に操るKANON、繊細な歌声とカリスマ性が光るRUI、そして 4 歳から磨いたスキルフルなラップを放つTAIKIの 5 人。最新作『USOTSUKI』では、デビュー時の爽やかなイメージを鮮やかに裏切る。跳ねた爽やかなビートとは裏腹に、大切な人を傷つけ失ったまま、戻れない過去の後悔を切なく歌うラブソング。今後の進化が楽しみな才能の塊、彼らの輝きから、一瞬たりとも目が離せない。


STARGLOW
『USOTSUKI』 

通常盤 ¥1,595 Avex Entertainment

STARGLOWの 2ndシングル「USOTSUKI」( 4 月 1 日発売)は、表題曲「USOTSUKI」に加え、オーディション曲として人気を集めた「Green Light」、「Blast Off」の全 3 曲を収録。トータルプロデュースはSKY-HIが指揮を執り、国内外の作家が多数参加された今回のシングルは、世界を想定したクオリティ。


RELATED POST

BREIMEN最新SG「ファンキースパイス feat. TOMOO」のこと、そしてBREIMENの“今”と“...
ORIMIデザイナー折見健太×レオン・パクティン新世代原宿ファッションの熱を、世界へ
Frankie Cosmos(フランキー・コスモス)【CHATTING MUSIC おしゃべりしたい音楽のこと...
【特別公開】萩原利久×古川琴音対談。映画『花緑青が明ける日に』で見せた新たな顔
映画『白の花実』の世界観をファッションビジュアルに昇華!美絽・池端杏慈・蒼戸虹子...
HANA 【CHATTING MUSIC vol.21】 「No No Girls」から「Blue Jeans」までを聞く
KIDILLデザイナー末安弘明が語る「情熱を形にし続けた10年間」。15名のKIDILLラバーの...
&TEAM(エンティーム)が魅せる、2024FWメンズモードの二つの顔
吉澤嘉代子【CHATTING MUSIC おしゃべりしたい音楽のこと vol.12】
KIDILL(キディル)の末安弘明と中央町戦術工芸が鼎談『抗い続けるパンクのスピリット...
森七菜×黒川想矢×増田彩来監督が語る、映画『青い鳥』で提示した幸せの見つけ方
なぜ今「レンタル家族」なのか?HIKARI監督×ブレンダン・フレイザーが語る孤独と再生...