装苑賞に挑んだデザイナーたち

安藤 弥生

Yayoi Ando

三重県出身。名古屋学芸大学ファッション造形学科在学中に、ブランドのシグネチャーであるスモッキング刺繍の技術を習得。2016年、第90回装苑賞でファイナリストに選出される。大学卒業後、アパレルメーカー勤務を経て、’19年春夏にクリエイトクレイルをスタート。立体裁断やハンドクラフトを取り入れた服作りを続けている。


  装苑賞がくれた、"好き"を貫く覚悟  

当時、装苑賞のページから伝わる作品の熱量、そしてプロのデザイナーたちが真剣に向き合う審査のあり方に強く惹きつけられ、「この方たちに作品を見てもらえたら、自分の人生の一歩になるはず」と感じ、装苑賞に挑戦しました。

制作期間中は、同時にほかのコンテストの作品を手がける状況の中、スモッキング刺繍を全面にあしらった作品は膨大な手作業で、友人や後輩の力を借りながら仕上げたことを覚えています。その時初めて、「仲間と作ることで、一人では届かない場所へたどり着ける」という感覚を得ました。審査員の先生からは「あなたは本当に好きなものを作っているの?」と問われ、雷が落ちたような衝撃を受け、その言葉が、自分が心から好きだと思えるものを作るという、今も変わらない指針になっています。

装苑賞は、ブランドを持つという夢へ背中を押してくれた場所。これから挑む皆さんにも、肩の力を抜いて飛び込んでほしいと思います。

INTERVIEW: 20人の軌跡

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