ANNA CHOI


アンナ・チョイ
Anna Choi
ニューヨークのアートスクール、イギリスのノッティンガム・トレント大学、東京の文化服装学院でファッションを学び、数々の受賞歴と国際的な経験を積んできたデザイナー。2021年に自身のプレタポルテブランド、ヘンネ(HAENGNAE)を立ち上げ、JFW NEXT BRAND AWARD 2023 審査員特別賞、TOKYO FASHION AWARD 2024を受賞。’25年からはアンナ チョイとして、ニューヨークを拠点に新たに始動。

第92回候補作品のポートフォリオ。テーマは「Eclecticismー折裏主義ー」。地層や岩、地割れからインスピレーションを受けた生地を用いた。
正解のない世界だからこそ知れた、自分の輪郭
学生時代、頭の中にあるイメージをどう形にするか、寝る時間も惜しみながら制作に夢中になっていたことを覚えています。そんな中、装苑賞に挑んだことで、技術だけでなく、「なぜそれを作るのか」「何を表現したいのか」をポートフォリオにまとめ、言葉にすることの大切さを得ることができました。海外での経験を積んだ今振り返っても、学生のうちから表現や熱量に真剣に向き合える場はとても貴重だった、とあらためて思います。
コンテストは正解のない自由な世界。だからこそ、自分自身を客観的に知る機会であり、自分の考えや感覚から強みや癖、個性を知ることができる。知るという経験は受賞以上の意味があると思います。服作りとは何か、と問われると、当時も今も変わらず、「まだ見たことのないもの、自分自身が見てみたいものを現実に形にすること」だと答えます。とにかく手を動かして、最後は自分が何を作りたいのかを知っていることが、本当の強さになると思っています。

知性と勇気を持ち、自分らしく生きる女性のための「強きロマンチストのための服」を提案する、アンナ チョイ。静と動、強さと繊細さ、理想と現実の二面性を軸に、オートクチュールの精神を背景にメイド・トゥ・オーダーとプレタポルテを展開。2026年春夏にドレープやテーラリング、クチュール技法を日常に落とし込んだコレクションを発表し、本格始動。