第二十一回「キディル」
スタイリスト相澤 樹の素敵すぎる収集癖

なくてはならない存在「キディル」

東京にはたくさんの素晴らしいブランドがあり、そこには最高の個性を持ったデザイナーが存在している。

そしてそれらのブランドは、いつの時代も輝いていて、独自のカルチャーを世界に発信し続けているのもめちゃくちゃかっこいいし憧れる。洋服という共通ツールを使ってファッションを楽しめているのは本当に嬉しいし、“やっぱり日本が好きだなー”と心底思える。
その中でも私のライフスタイルと切り離せないブランド、「キディル」のコレクションを今回は紹介したい。

ファッション、音楽、ストリート。常に全身全霊のコレクションを発表し続けるデザイナーのヒロさんこと末安弘明さんはとても魅力的で、魂を吹き込むようなもの作りが洋服ひとつひとつに感じられ、毎シーズン本当に心に突き刺さってくる。

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ジェイミー・リードをオマージュしたコレクションはセックス・ピストルズ好きにはたまらない内容だった。ジェイミーはロンドンの音楽カルチャーではなくてはならないグラフィックデザイナー。全てが最先端のデザインばかりだった。

まさか、それをこんな素敵に再解釈した洋服に出会えるなんて思ってもみなかった。とにかく、たくさん色違いで全てを買ってしまった!!
私にとっては神コレクションのシーズン。

バンドTリメイクシリーズ。販売されるたびにちょっとずつ集め続けている。同じものはひとつもないのもこれまた音楽好きにはたまらない。

そしてなによりハードになりすぎないように、普段イメージが結びつかないような甘い花柄や、レースを合わせてくる素材チョイスも流石。
ユニセックスで楽しめる服作りも、バランスが肝心だなと毎回思ってしまう。

私の最高のアウター2点。冬が来るのが待ち遠しくて、自慢したくなるぐらい大好きなもの。極寒の冬のヨーロッパには欠かせないアイテムで、とにかく着ている。いつもコーディネートの色味が暗くなりがちな冬に、主役級の存在感で私の気持ちを盛り上げてくれる。海外ではこれを着ているとよく褒められる。その度に私は“日本の最高なブランドだよ!”と言葉を返している。鼻高々な気分になるアウター。

「キディル」は私にとって、なくてはならない存在。月の半分は「キディル」の服で過ごしているくらいだ。ファッションとカルチャーのバランスがこんなに取れているブランドはなかなかない。いい服は世界のボーダーラインを越えていく。流行りはもちろん大事だけど、心を魅了する服を作り続けることのほうが何百倍も大変なことだと思う。

私の心が揺さぶられるかっこいい服を作り続けるヒロさんが発信する「キディル」というブランドには、たくさんのファンが増殖している。まさにココロの隙間を埋めてくれる、うずうずする洋服ばかり。
私に自信を与えてくれる服。だから、やっぱり大好きって事だ。胸を張ってそう言える服は数少ないと私は思う。

Miki Aizawa
2005年よりフリーのスタイリストとして活動。雑誌でのスタイリングをはじめアーティスト、広告、CMなどジャンルを問わず活躍中。衣装デザイン、エディトリアルディレクション、空間プロデュースなど多方面で活動。

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