
発売中の装苑12月号で、趣味である編み物の魅力を語ってくださった、JO1の木全翔也さん。実際に制作したニット作品に合わせたコーディネートでファッション撮影を行いました。
ここでは、本誌に掲載しきれなかったこぼれ話とアザーカットをたっぷりお届けします!
photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Sho Furukawa / hair & make up :Sayuri Nishio


――編み物を始められたきっかけを教えてください。
木全翔也(以下、木全):ツアーやロケ撮影でいろいろなところに行くので、移動時間も長いですし、そういう時になにかできないかなと思って始めました。編み物はWi-Fiがなくてもできるのですごくいいんです。
それに、僕は服飾の専門学校に通っていたこともあって、服を作るのが夢なんです。今はがっつり作ることはできなくても、まずは小物から取り組めたらなと。2025年の頭ぐらいにかぎ針編みを始めて、一度は挫折してしまったけど、最近また始めました。
――SNSを見ていると、木全さんの影響で編み物を始められたJAMの方もたくさんいらっしゃるようです。
木全:嬉しい!!!!
やっぱり編み物っていいですよね。リフレッシュになると思います。毛糸屋さんを訪れたときに、「どうしたの~?」っておばあちゃんたちが声をかけてくれたことがあって。そんな、のんびりと穏やかな空気感も好きです。
――お店ではどんな毛糸を選ぶんですか?
木全:とりあえずいいなと思った糸は片っ端から買っているけど、最近はカラフルな糸を買いがちかも。それこそ、ショルダーバッグに使っている糸は、一見白色なんだけど、よく見ると赤や黄、青の差し色が入っているんです。
でも、最初は安い糸で練習するっていう工程が本当に大事でしたね。先生にいただいた100円ショップの糸である程度作れるようになってから、本番用の糸で編み始めました。

初めて編んだ練習用の作品。増し目の技術を知らなかったため、意図せずフリルのようになってしまったとか。「きくらげ」と呼んでいるそう(左上の作品)

木全さんが愛用している編み道具セット。「糸を引き抜きやすいように金属部分のつるつる具合が大切だと先生から教わりました」


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――ファッションに興味を持ったのはいつ頃なんでしょうか?
木全:高校生になって自分でバイト代を稼ぐようになってからかな。ちょうどその頃、デムナがバレンシアガでデザイナーをやっていて、かっこいいなと思っていました。今年、グッチのアーティスティック・ディレクターに就任したということで、とても楽しみにしています!
昔はデザイナーをあまり知らなくて、なんとなくで楽しんでいたんですけど、メンバーの(金城)碧海がソウルファッションウィークにモデルとして出演したりと、僕らもファッション関係の仕事をする中でデザイナーさんを意識するようになってきています。いずれ僕が作った服も碧海が着てくれてきたら嬉しいな!

――今後、作りたいものや、挑戦したいことはなんでしょうか?
木全:今は、顔出し帽をデザインしているんですけど、結構難しそうなんです。ノートにイラストを描いてデザインしています。バラクラバとはまた別で、顔にピタッとフィットするような感じ。イメージしている色はあるんですが、まだしっくりくる糸が見つかってなくて探し中です。完成したらまたファンの方にお披露目できたら嬉しいです。
――これから編み物を始められる方にメッセージをお願いします。
木全:僕でもできるので、きっとできます!(笑)
僕は飽き性だし、集中が続かないことも多いですが、精神統一になるというか、心にいい。
それに、編み物は女性らしい趣味というイメージがある人もいると思うんですけど、正直性別は関係ないかなと。ファッションだって男性がスカートをはいたり、ボーダーレスになってきていますしね。だから、ぜひみんなも編み物にトライしてみてほしいです!

木全さんが制作した作品の詳しいエピソードは、発売中の本誌12月号でぜひチェックしてくださいね!
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