これ以上可愛いバッグに出会うことはないだろう!といつも睨めっこしながら、毎回そのベクトルを超えてくる。だからこそ気づいたら沢山の個性的なバッグに囲まれている。
もちろんデイリーに使うものもあれば、とっておきのものもある。そして、あー可愛い!と言える鑑賞用のものまで、バッグのセレクションは幅広い。
山ほど数があるといってもどれもこれも手放すことは出来ないし、自分なりのストーリーもある。小学校の時に買ってもらった「MILK」のバッグから始まり、スーパーに行く時のエコバッグ、ハイブランドのバッグ、一体何が入るのかわからないくらいの小さなサイズのバッグ。とにかくジャンルはない。だって用途なんて考えないから仕方がない。バッグが好きでたまらないから!
「ロエベ」のジブリコラボのバッグと、「ドリス ヴァンノッテン」のゴールドバック。キャラクターものはもちろん好きだ。ただこのクオリティで作れるのはさすが一流メゾンだと言える。ハウルシリーズはもちろん、ドリスのゴールドバックに合わせた顔なしポーチも絶妙なクオリティで心をくすぐられたコラボシリーズ。
大好きなトートバッグ。ロンドンに行ったら必ず行くデパート、リバティ。そこの上の階にある雑貨セレクションの中に紛れていつも置いてある別珍素材のプリントトートバッグ。
インパクトの強い植物柄がたくさんあってどれを買うか毎度悩む一品。バッグの他にポーチもあったりしていつもセット買いをしてしまう。
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個性派4セレクション。使い勝手よりもとにかく私自身のテンションをあげてくれる大切なバッグたち
1.「トム・ブラウン」のダックスフンド型バッグ。このシリーズを集め始めたのは、忙しくて犬が飼えないから持ち歩けたら気持ち的にいいんじゃないか!と買い始めたもの。今では家に7匹おります。中でもこのコはデイリーシリーズで資料もしっかり入るので、とにかく私とともによくおでかけしてくれてる優れもの。
2.「ルルムウ」の花柄パッチワークうさぎバッグ。とにかく可愛すぎて、見ているだけ愛しい。目玉もピンクだし。荷物はあまり入らないけど、冬のシンプルなコートに合わせてポイントにしている。ぶら下げていると子供達が寄ってくる。
3.「ジャック・ル・コー」のバッグ。こちらもデイリーアイテムで使用。形もサイズも最高で、またペイントも最高。日本人アーティストguernikaのコラボシリーズ。歩いていたら、店のディスプレイに吸い込まれ、気づいたら手に入れてしまったもの。
4.「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のエナメルボックスバッグ。もう、たまらないでしょう。よくわからないけど出会ったーと思って購入。バランスがツボすぎて、持っているとワクワクしてくる。それに合わせて「リック・オウエンス」のウサギバッグをぶら下げてフェティッシュさをだしている。
そして最後は憧れが詰まったようなバッグ。ロシアに旅していた時に冬の極寒-20度くらいで凍えかけていた時、偶然入った百貨店の「ドルチェ&ガッバーナ」で、一瞬目があってしまったバック。まるで夢のようなバッグ。全てが完璧だった。
上品なレオパード柄に真っ赤なバラのモチーフ。
子供のころ私はダークな魔女が好きだった。これはまさにその世界にありそうなバッグ。
旅の途中だから連れて帰るか悩んだけど、後ろ髪引かれすぎて結局百貨店に戻りつれて帰ることになって・・・。なかなか使う機会はないけど、夜な夜な眺めてうっとりしている。いつか、これを颯爽と使いまわせる女性になりたい。
バッグは、持っている数の分だけ夢がある。
一緒に連れ回して、たくさんのストーリーをバッグの中に詰めて一緒に旅を続けて、また、LOVEなバッグに出会って心を奪われたい。
Miki Aizawa
2005年よりフリーのスタイリストとして活動。雑誌でのスタイリングをはじめアーティスト、広告、CMなどジャンルを問わず活躍中。衣装デザイン、エディトリアルディレクション、空間プロデュースなど多方面で活動。
相澤 樹さんの個展が「Roll」にて10月9日(水)から10月27日(日)まで開催。世界中で買い集めてきた数々のコレクションの中から厳選した100点を展示、販売。https://soen.tokyo/gallery/aizawamiki241001/