• HOME
  • REGULAR
  • 第十六回「メンズアイテム」スタイリスト相澤 樹...

第十六回「メンズアイテム」
スタイリスト相澤 樹の素敵すぎる収集癖

メンズアイテム。私のワードローブは、もともと体が大きいということと日々のスタイリングが甘くガーリーになりすぎないようにするために、メンズブランドやユニセックスなものが溢れている。そしてこれらのメンズアイテムをよく着用する。もちろんフリルやリボンは大好きだけど、ブリブリなスタイルは今の自分には似合わない。でも、可愛いものは一生好き。
それは揺るぎないけれど、ガーリーすぎずにスパイシーなものを取り入れて私なりのカワイイを追求していきたいと思う。
上の写真のメンズライクなブラックアイテムは、「バレンシアガ」のメンズラインのもの。ボディバック、リュック。ゴリゴリになりすぎないように、可愛いチャームや、キーホルダーなどをつけてジャラジャラさせている。キャップやニットもユニセックスで使えるサイズや、ハードなデザインものを取り入れて、ワンピースなどに合わせたりすることが多い。

メンズラインのデザインシャツたち。
サイズ感、丈感はやはりオーバーでボトムもオーバーにしてダラダラさせて着たり、全体にオーバーサイズで着るのが今の気分。メンズだからこその柄の感じだったり、デザインの遊びがたまらなくて、とくにシャツはすごい数を所持している。
シャツ左から「ルイ・ヴィトン」「seveskig」「アクネステゥディオス」「ロエベ」

メンズサイズのTシャツたちは、海外ブランド、日本ブランド、古着と、幅広く集めている。なかばジャケ買いみたいなものだと思っているので、ジャンルに問わず、出会った!と思ったらもう買うしかない。と思って集めている。もはや、着るというよりまさに収集しているアイテム。

メンズテーストのシルバーアクセサリーはジャラジャラつけたい。
もちろんゴールドも好きだけど、シルバーブームの時期が、最近ずっと続いている。
ごつめのリングやチェーンブレスレットなど重たいものをどうしても沢山つけてしまう。
そのなかでもやっぱり揺るぎなく愛しているのは「クロムハーツ」。必ず毎日取り入れている。

「キディル」の赤のタータンチェック。大好きすぎるブランド。
パンクファッションが好きな私にはマストなブランド。その中でもこの2着はお気に入りのパッチワークシャツと、MA-1ジャケット。
洋服に愛を感じるデザイン。細部のこだわりも見れば見るほど好きになる服。ブランドってこうゆうことだ!と思わせてくれるのが「キディル」の素晴らしいところ。これからも追いかけて行くのが楽しみなブランド。

ユニセックスなデザイン展開の「プラダ」のラバーサンダル。なにより軽い!夏はこればかり履き続けている。壊れたら買い替えるというのを繰り返している。もう三年くらい夏はこれ。毎年カラー展開が変わるので好きな色がたでた時はゲット。
ちなみに今年はカーキとベージュが新入り。メンズっぽい色展開が好き。

私の宝と言っても過言でない。買う時に“50年着る!”と思って上海で購入した「バーバリー」のステンカラーコート。メンズのコレクションラインで店に並んでいてびっくり。緊張して買ったのを思い出す。でもやっぱりこれに出会えてよかったという逸品。サイズはオーバーに着たかったので54。

メンズアイテムの素敵なところは、レディースよりも展開出来るアイテムが少ないからこそ、細部のデザインを追求したり、思いもよらない柄やサイジングなどにパッと目を持っていかれるんだと思う。特に今の時代はユニセックスで自分らしさを楽しめる。女だから・・・男だから・・・というようなそんな時代ではない!とにかくファッションを楽しむべきだし、人生を変えられるくらい強烈に心を揺さぶられる服に出会ってほしい。ブランドが高い安いじゃなくて、価値観を崩されるくらいの胸のときめきを感じてほしい。
私も何度もそれを体感してきているからこそ、コレクターをやめられないんだと思う。

Miki Aizawa
2005年よりフリーのスタイリストとして活動。雑誌でのスタイリングをはじめアーティスト、広告、CMなどジャンルを問わず活躍中。衣装デザイン、エディトリアルディレクション、空間プロデュースなど多方面で活動。

RELATED POST

ルイ・ヴィトンは地球人が力強く団結。2025年春夏パリ・メンズファッションウィークよ...
ユウタ(NCT 127、中本悠太)、赤楚衛二のルイ・ヴィトン2025年春夏ショーでのスナップ...