
俳優の山田杏奈さんによる連載の8回目。
山田さんがその時に気になっているスタイルをまとったり、
様々なことにチャレンジして
新しい趣味を見つける、ゆるやかな時間を
毎月15日にお届けします。
合言葉は気の向くままに、軽やかに。
皆さまも、どうぞのんびりした気持ちで
お楽しみください。
今回の「趣味回」は、山田さんのリクエストで
アーチェリーにトライ!
体験するのは、野道を歩きながらアーチェリーを楽しむ
フィールドアーチェリー。
山田さんが初めてのアーチェリーで開花させる才能を、最後まで見届けてくださいね!
photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Ayami Masuda / hair & make up : Eriko Yamaguchi / interview & text : SO-EN
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アーチェリーを行ったのは
「花のやまフィールドアーチェリー」

森林や草原などの自然の中に配置された標的を巡る競技「フィールドアーチェリー」を、国際ルール準拠の公式フィールドコース、首都圏唯一の24ポスト(的)で行えるアーチェリー場。本格的なフィールドアーチェリーを楽しめるが、フィールドに出る前の練習場やビギナー向けのコースが設けられているため、未経験者や初心者も多く訪れる。弓具一式を借りることができるため、動きやすい服装と靴だけ用意すれば気軽に遊びに行くことが可能。
花のやまフィールドアーチェリー
住所:東京都町田市相原町870 – 1
電話:TEL 042-772-2835
時間:9:00〜17:00 水、土、日曜・祝日営業(年末年始は休業の可能性あり)
金額:フィールドコース(練習場含む) 一般 ¥700、学生 ¥500(ともに1時間)
初心者コースコース1周 一般 ¥2,500、学生 ¥2,000(メール専用サイトにて要予約)
貸弓:練習場 ¥300、コース ¥500
WEB:https://hana-no-yama-fac.main.jp/service.htm
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道具の使い方を知ろう

弓道経験がある山田さんですが、アーチェリー(洋弓)はまた作法が異なります。チェストガードやアームガードを装着し、クィーバー(矢入れ)を腰につけたら、先生の青木さんに、イチから道具の使い方を教わります。

山田さんは右手で弦を引くため、ハンドルのグリップを左手の親指と人差し指の付け根付近で持ち、腕を伸ばしてまっすぐ前に出します。その時あまりギュッと握り込まず、軽く前に押し出すように持つのがポイント。そして右手の人差し指、中指、薬指の第一関節に軽く弦を引っかけます。その時、親指と小指はふんわり内側に曲げます。
立ち方も大事なポイント。足は的から見て90度方向にし、肩幅くらいに軽く開きます。顔と腕だけは的のほうを向きつつ、体は決して的のほうに曲がらないよう、おへそを足と垂直に保つ意識を持ちます。

今回行うのは、サイト(照準器)やスタビライザー(安定器)などの補助装置を使わず、弓と弦だけで構成されたシンプルな“ベアボウスタイル”。これも競技になっています。ベアボウスタイルでは、的の距離に応じ、弦に指をかける位置を上下させます。近距離では下げ、遠距離では上げる(ノックに近づける)ことで狙いを定める方法です。

そして弦を引く時は、常に右手の指を同じ位置に置いて固定します。これをアンカーと言います。「親指は右の顎の下に入れ、弦を引いた時に人差し指が唇の端に触れる位置に置いて、必ず固定してください。そうすることで矢が安定します。そして、いつも矢の先で的の中央を狙うようにしてくださいね」と先生の青木さん。

アンカーポイントを教わった後は、弦を引いた時の位置感覚を教わります。「ググッと引いた時に、弓が右目の真ん中に来るようにしてください」。早速、実践!

イテテ……。「これは筋肉痛の予感です」と山田さん。

筋肉痛の気配を感じ取りつつ、もう一度、構えを練習。とってもきれい!
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練習開始!
5 mの距離から的を狙おう

フォームを習得したら、いよいよ実際に矢を射る練習へ!フィールドに出る前に、この平地の練習場で、5 m、10m、15mの距離から矢を放ちます。

練習は 5mの距離からスタート。距離に応じた弓の矢のセット場所も青木さんから教わります。

そしてアンカーポイントと弦の引き方をおさらい。親指は顎の下、唇の端に人差し指をかけてじわじわと腕を引き込んでいき……。

パッと放す!


おさらいも完璧にこなし、ここで先生のお手本を見せてもらいます。アーチェリーのターゲット(的)は、中心から外側に向かって同心円状に得点帯が並んでおり、直径の小さな中心が最も点数が高く、外側に行くほど低くなります。お手本で放った一発、先生の矢は 2 番目の高得点帯に命中。

先生のお手本の後、山田さんもチャレンジ。「指を唇につけると、顔が弦に弾かれてしまいそうな感じがしてちょっと怖いんですけど、弦も矢も顔には絶対に当たらないから安心して固定してくださいね。それで、ググッと腕を引いた時に、右目の前で弦がかすんでぼやーっと見えるのが良い塩梅です。弦が見えなければ、右側に顔を傾けてみて」と先生。

パッ!初めてアーチェリーの矢を放ちました!

「バシッ」という気持ちのいい音とともに、山田さんが放った矢は 5 番目の得点帯の円に命中しました。「上手!初めてとは思えません」と先生が褒めてくれました。

そして、もう一度!

全部で 5 本の矢を射ちました。初心者は的に当てること自体も一苦労なのに、山田さんはみごとに全ての矢が 3 〜 5 番目の得点帯に当たっています。

矢を的から外し、腰のクィーバー(矢入れ)に戻すのも大切な動作。
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10m、15mからチャレンジ

5 mで合計10本の矢を射った後、10m、15mの地点からも練習することに。先生のフォームに教わりながら、弦を引く時の体の使い方を復習する山田さん。

フォームがどんどん安定してきました。先生も「教わった通りのことを、しっかりすぐにやるのは案外誰でも出来ることではない。才能です」と感服。

練習の締めくくり、15mの位置まで来ました。「こう見るとやっぱり遠いな……」。



15mまで離れるとやはり難しく、なかなか的の中央帯に矢が当たりません。「だいたい同じ位置に矢が当たるのは、フォームが安定している証拠ですよ」という先生の励ましもあり、練習を続けます。

これにて練習は終了。左側に傾きがちな弱点の克服法も教わり、いよいよフィールドアーチェリーの真骨頂、コースに出ます!






