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山田杏奈のお気にめすまま
 連載vol.10 世界に一つのガラスペンづくり

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Tsuyune Mine / hair & make up : Chisato Kou / interview & text : SO-EN

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ガラスペン作りを体験したのは

東京・高円寺駅から徒歩 6 分の場所にあるガラス工房「ガラススタジオ ブリエ」。ガラス作家の山崎由美子さんが代表を務め、ガラスの指輪やトンボ玉を使ったアクセサリー、ガラスペンづくりを体験したい方向けのワークショップや、バーナーワークを本格的に学びたい方のための教室を行っています。気になる方はInstagramとウェブサイトをぜひチェックしてみて!

ガラススタジオ ブリエ

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ペン軸を選ぶ

ガラスペンをイチから制作するには、長年の経験と高度な技術が求められますが、「ガラススタジオ ブリエ」では、数種類のペン軸から好きなものを選び、ペン先を溶かしてつけるという部分的な作業を行うことで、オリジナルのガラスペンを作ることができます。初心者でも楽しめる人気のワークショップを、山田さんも体験。

プロのガラス作家さんによって作られた「軸」と「ペン先」、間の「ガラス玉」のカラーをセレクトして、バーナーで繋ぎます。

まずは、軸選びからスタート。

透明なガラスだけでなく、オレンジやピンク、ブルーなど色鮮やかなペン軸が並びます。ねじりなどの模様もさまざまで、トップに動物のモチーフが付いたかわいらしいものも。数あるデザインの中から、山田さんはどれを選ぶのでしょうか?

軸選びのポイントは、大きく2つ。

①完成時の長さをイメージすること。
先端には玉とペン先が付くため、軸のみの状態より約 3 cm長くなります。完成を想像しながら、持ちやすさを確認します。

②重心のバランス。
文字を書くときは、上部が重いとバランスを取りにくく、書き心地にも影響します。安定して書きやすい、下側重心のものを選ぶのがおすすめ。

そして最後は、自分の直感。「これだ!」とビビッときた一本を選ぶのがいちばんです。

「ブルーやグリーン系にすごく惹かれます」と実際に気になる軸を手に取って、感触を確かめる山田さん。

美しいガラスペンの数々に目移りしていると、先生の山崎由美子さんが、山田さんが手に取った一本についてあることを教えてくれました。

「そのペン軸は、上から覗くと持ち手の中がお花の模様になっているんですよ」。山田さん、それを聞いて「ほんとだ〜!これにします!」と、即決。ベースとなる軸が決まりました。


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ペン先を選ぶ

山田さん、山崎先生からペン先のレクチャーを受けます。

ペン先を選ぶポイントは「幅」。後から細くはできても太くすることはできないため、それを見越して、初めはやや太めのものを選ぶのがおすすめだそう。さらにペン先には色付きタイプとクリアタイプがあり、インクの色味を見やすくしたい場合は、色の少ないクリアタイプが適しています。

「ガラス工房 ブリエ」のペン先は溝が深いのが特徴。そのことによってインクの保持力が高まり、一度ペン先にインクを浸すだけで、原稿用紙 1 枚分は書けるほど! 手作りのペン先ならではの優れたポイントです。

ペン先には 8 本溝と10本溝があります。8 本は溝が深く、インクをたくさん保持しやすいのが特色。一方、10本溝は溝が浅くなりやすいものの、引っかかりが少なく、和紙のような長い繊維でできた紙に向いているとか。

どちらが優れているというわけではなく、用途や書き心地の好みに応じて選ぶことが大切です。

先生の説明を真剣な表情で聞く山田さん。ガラスペンの世界も、とても奥深いです。

「どんな紙に書くことが多いか、ペンの使い方で選ぶといいですよ」というアドバイスを受けて、山田さんは 8 本溝のペン先を選ぶことにしました。

さらに色味を選びます。「透明なものも気になりますが、オーロラもとってもかわいい。迷うなぁ……」と山田さん。吟味の末、角度によって淡い乳白色や黄色、青色にも見える珍しいオーロラのペン先をチョイスしました。


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玉選び

ペン軸とペン先をつなぐガラス玉も、好きな色から一つを選びます。おはじきのようなカラーパレットに、先ほど選んだペン軸やペン先を合わせながら慎重に選ぶ山田さん。

ペン先のオーロラカラーを補完する、薄いグリーンに決めました。これで、素材はすべて揃いました!寒色系の色を基調とした爽やかなガラスペンになりそう。

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