デビュー5周年を迎えた、ジェシー、京本大我、松村北斗、髙地優吾、森本慎太郎、田中樹の6人から成るSixTONES。揺るぎない6人でしっかりとSixTONESというグループを構築してきた彼らは大きな羽ばたきを見せ、満を持して、グループ初であり念願でもあった全国5大ドームツアー「YOUNG OLD」を疾走中だ。今回はニューアルバム『GOLD』を引っ提げたツアーであり、ツアー名である「YOUNG OLD」のなかには「GOLD」のワードが含まれている。そこには、「老若男女(YOUNG OLD)」にとって、「GOLD(輝く/一番/金メダル級etc.)」なライブにしたいというメンバーの思いが込められているのだそう。
そんな「YOUNG OLD」ツアーは、1月24日~27日の東京ドーム公演にはじまり、2月15日~16日のみずほPayPayドーム福岡、2月22日~24日の京セラドーム大阪、3月22日~23日の大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)、そして最後を飾る4月13日~14日のバンテリンドーム ナゴヤ(ナゴヤドーム)までの全国5カ所13公演で、61万5千人の動員予定という。まさにSixTONES史上最大動員数、最大規模のツアーになっている。そこで、SixTONESのコンサートとしては初の地となる3月22日の大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)公演を目前に、1月27日の東京ドーム公演を衣装に着目しながら振り返ってみたい。
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オープニング衣装は赤、黒、白!
迫力満点のファーガウンで威風堂々と登場

今か今かと会場内が色めき立ってきたその時、はじまりの瞬間を迎えた。メンバーの姿が現われ、さらにオープニングの白幕が落ちると、そこには、「GOLD」に託した思いがストレートかつド派手に具現化されたかのような、眩しいほど豪華絢爛な「GOLD殿」がメインステージに鎮座する。その光景に、気持ちは一気に異次元へ。その「GOLD殿」の主のようなメンバーたちがまとっていたのは、情熱的な「紅」、そこに黒、白が彩りを添えた極端なほどにオーバーサイズのファーガウン。彼らの放つエネルギーと相まって、メンバーの一挙一動をより大きくダイナミックに見せている。オープニングから一気に加速し、序盤から会場はヒートアップ。そして、更なるサプライズで会場を沸かせたのは、今回初めてお目見えしたムービング花道だ。自由自在にその形を変える花道を、メンバーたちが楽し気に走り回る様子に、見ている方も心が躍る。
そして、揃いのオープニングのガウンを脱ぎ捨てると、メンバーの個性を表すかのようなそれぞれに異なる衣装が現れた。アート感の強いグラフィカルなプリントが目を引くセットアップを飄々とまとうジェシー。衿高のトラックスーツのトップにはレザーのハーネス、ボトムにはボンテージパンツで、スポーツとパンクのミクスチャーを着こなした京本大我。可愛らしい犬の顔の周りをスパンコールやチェーンのフリンジで飾ったスウェットにパイソン柄のパンツという上品かつアヴァンギャルドなスタイルを難なくものにしている松村北斗。ペイントに加えてステッチやピンをプラスし袖をカットしたスウェットにボリューミーなデニムをブーツインで履いた高地優吾。真っ白と迷彩、真逆の色彩を左右でシンメトリーに異なる表情のミリタリースタイルをパワフルに着た森本慎太郎。レザーで描かれたボーンが目を引くスタジャンと、ダメージ加工のデニムを何枚もはぎ合わせた立体的なパンツをクールにまとった田中樹。そのデザインやアイテムは全く異なるが、みなどこかパンキッシュで、個性がとてつもなく強い装いにも関わらず、6人のその一体感から生まれる魅力たるや。その異なりの集合体がいかにもSixTONESらしい。
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