
俳優の山田杏奈さんによる連載の4回目。
山田さんがその時に気になっているスタイルをまとったり、
様々なことにチャレンジして
新しい趣味を見つける、ゆるやかな時間を
毎月15日にお届けします。
合言葉は気の向くままに、軽やかに。
皆さまも、どうぞのんびりした気持ちで
お楽しみください。
今回は、東京・中目黒のフラワーショップ「STAYFLOWER」へ!
普段はお花をもらうことが多い山田さんですが、
今日は、好みの植物を自ら束ねるブーケづくりにチャレンジ。
どんな特別なブーケが完成するか、最後までチェックしてくださいね!
photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Momomi Kanda / hair & make up : Miki Marutani / interview & text : SO-EN
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ブーケ作りを教えてくれたのは
「STAYFLOWER」

東京の代田橋と中目黒に店舗を構えるフラワーショップ。今回、山田さんが訪れたのは中目黒店。音楽や洋服、友人とのひと時を楽しむように、生活に花を取り入れることを提案する。キュートな内装のお店に、オーナーの中井侃矢(かんや)さんの視点で選ばれた植物が並ぶさまを見るだけでも、一度、足を運ぶ価値あり。下北沢のソーワットヴィンテージが選んだ花器も取り扱い、アパレルやクラフト、アートなどの多彩なポップアップや展示、ワークショップイベントなども行われている風通しの良さも魅力。
STAYFLOWER
中目黒店/住所:東京都目黒区青葉台1-21-6 B1F
時間:12:00〜19:00 月〜水曜、金〜日曜営業、木曜休
代田橋店/住所:東京都杉並区和泉1-24-6
時間:12:00〜19:00 金〜日曜営業、月〜木曜休
WEB:https://stayflower.stores.jp/
Instagram : @stayflower2019

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ブーケづくりの基本を学ぼう

初めてブーケづくりにチャレンジする山田さん。まずは、オーナーの中井侃矢さんのデモンストレーション通りに、お花を一本ずつ束ねる練習をします。ブーケづくりの基本は、片方の手(※利き手の反対側の手が多い)で花を持ち、もう片方の手で一本ずつ、ねじるように螺旋状に花を加えていくこと。

最初は、写真上のように親指と人差し指で軽いCの形を作り、握らず、包み込むように指先で花を持ちます。この初めの3本が難しいのだとか。

最初の持ち方をキープしたまま、握った手の中に、外側から花を差し込むように入れていきます。カラーが加わり、ブーケの基本形が見えてきました!


お花を加えるときは、花を持っている方の手を少し下げて、茎が斜めに交差するようにします。花の茎が中央でスパイラルを描く、写真上の状態が理想的です。
「上手ですね!本当のお花屋さんみたいです」という中井さんに、「小さい頃にピアノと美術を習って、手を使ってきた経験が生きているのかもしれません」と山田さん。「どの角度でお花を見せれば、もっと美しくなるかを考えてから配置や向きを決めると、より良くなると思います」と、中井さんがさらに上達するためのアドバイスをくれました。

その教えにならい、植物の向きを見極める山田さん。こうして花束の前に植物をあてて、方向を決めてから束ねるのがベストだそう。

どんどん形が見えてきました!活花(いけばな)のように、高さを意識するのも素敵な花束づくりのコツ。背の高い植物は同じ向きにせず、互い違いにすることもカッコよくするポイントです。「ブーケづくりは活花と同じ、不完全の美の世界なんです」と中井さん。
ここまで花を束ねると、握る手の力加減が難しくなってきます。握ったこぶしの奥で束を持ってしっかり固定しつつ、強く握りすぎない、ちょうどいい力をキープしなければなりません。ブーケの世界も職人技です。


