バーナーを使う練習

ガラス細工に使用するのは、可燃性ガスと酸素ガスを混合して燃焼させる「酸素バーナー」。細幅の集中炎を得られるため、炎の真横で作業をしても、熱を感じることはありません。とはいえ、炎の中は2,000℃の高温。うっかり手を入れてしまうだけで重度のやけどを負ってしまうため、使用には細心の注意を払う必要があります。
実作業に入る前に、バーナーの使い方をレクチャーしてもらいます。

まずは、スタッフのお手本を拝見。作業中はサングラスをかけ、強い光の中でもしっかり作業工程を目で追うようにします。
火口からの距離は約 3 〜 5 cmが適正。あまりにも火口近くで溶かしてしまうとガラスが沸騰して気泡が入ったり、硬くなってしわができたりしてしまいます。

いよいよ山田さんもバーナーの前へ!
ガラスペンの軸に見立てた棒を回す練習から行います。非利き手である左手で、一定のペースでくるくるとガラス棒を回し続けるのが意外と難しい。この動作に慣れてきたら、火の中に入れてみます。


棒を回しながら火の中心部に入れていきます。棒が火から出たり入ったりせず、常にその中心にあるのが理想。ここでガラスを「ためる」練習も。熱で溶けたガラスが落ちないよう常に棒を回し続け、玉状にする作業です。玉ができたらガラスを火から出しますが、ガラスが光っているうちは垂れてしまう可能性があるので、火の外でもしばらく回し続けるのがポイント。

ペン軸とガラス玉をつけるための練習に入ります。左手がペン軸、右手が玉のイメージ。両方とも回しながら、先端を火の中心に入れます。山田さん、真剣な表情です。

手前と奥で火の強さが違うので、上下を入れ替えてくるくるくるくる……。
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両方とも、先端が光って柔らかい状態になったところで中心同士を合わせ、火の外に出してくっつけたまま、くるくると回し続けます。この時、ペン軸も玉もまっすぐ一直線に、平行を保つことがとても重要。ガラス同士が組み合わさって固まったら、カットする部分を再び火に当てて、焼き切ります。

この練習を何度もくり返します。


「難しい、どうしてもズレちゃいますね」と山田さんは言いますが、「初めてにしては十分、安定して回せていますよ!」と先生。

4 回の練習で、ほぼまっすぐに軸と玉をつけることができるようになりました!
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