撮影・公文美和
ちまたで大注目の抹茶スイーツ。和菓子はもちろんケーキやクッキー、ラテなども人気です。今回はそんな抹茶とホワイトチョコレートを合わせた抹茶ガトーショコラをご紹介します。しかも小麦粉ではなく米粉を使ったあっさりしたタイプのもの。米粉は、“ふるわなくていい”“ほかの材料と混ざりやすい”“食感が楽しい”などいいところばかり。冬休みのおうち時間で挑戦してみませんか?
〈抹茶ガトーショコラ〉
抹茶とホワイトチョコレートの組み合わせが絶妙。見た目は抹茶色ですが、食べるとどちらの味や風味もちゃんと生かす配合になっています。好みで生クリームを添えて食べてもおいしいですよ。
―――柳谷みのり―――
材料(直径15㎝の丸型1台分)
ホワイトチョコレート・・・80g
米油・・・・40g
きび砂糖ⓐ・・・20g
抹茶・・・8g
卵黄・・・2個分
牛乳・・・20g
卵白・・・2個分
きび砂糖ⓑ・・・30g
米粉・・・50g
仕上げ
抹茶・・・適量
下準備
★型にオーブンシートを敷く。
★オーブンは、作り方4のときに170℃に予熱する。
作り方
1 ボウルにホワイトチョコレートと米油を入れ、湯せんにかけてとかす。
2 別のボウルに抹茶ときび砂糖ⓐを入れてホイッパーでしっかり混ぜ合わせ、湯せんからはずした1に加えて混ぜる。
3 卵黄、牛乳の順に加え、その都度ホイッパーでよく混ぜ、木の板(または乾いた布)の上に置いておく。*生地が締まって高さが出にくくなるので、さめすぎないようにする。
4 別のボウルに卵白ときび砂糖ⓑを入れ、ハンドミキサーの高速で2分、低速で1分ほど泡立てる。
予熱スタート
5 3に4の1/3量をホイッパーですくって加え(a)、メレンゲが見えなくなるまで混ぜ合わせる。
a
6 残りのメレンゲを加え、ゴムべらでボウルの底から上に返すようにしてマーブル状になるまで混ぜる(b)。
b
7 表面に米粉をまんべんなく広げ入れ、同様にして粉気がなくなるまで混ぜる。
8 型に流し入れ、170℃のオーブンで30分焼く。竹串を刺して、何もついてこなければ焼き上がり。
9 取り出して高さ10㎝くらいのところから台に落し、型ごと網にのせて冷ます。
10 〈仕上げ〉方から取り出して、茶こしで抹茶をふり、好みの大きさにカットする。
[おいしく食べられる目安]
冷蔵で3日間、冷凍で14日間。
柳谷みのり
「みのすけ通信お菓子教室」主催。菓子製造技能士2級(洋菓子)。1988年福岡県生まれ。2009年、中村調理製菓専門学校製菓技術科卒業後、フランス菓子オーヴェルニュ、同校職員、南国フルーツ株式会社の商品開発などの勤務を経て、2019年4月より「みのすけ通信お菓子教室」として独立。企業のレシピ開発、教室イベントなども精力的に手がけている。著書に『「みのすけ通信お菓子教室」のかわいいシェアスイーツ』、『生地がおいしい米粉シフォン』(共に文化出版局)、『12カ月の小さくてかわいいスイーツの贈り物 From「みのすけ通信お菓子教室」(グラフィック社)。
WEB:https://www.minosuke9.com
Instagram @minosuke9
〈抹茶ガトーショコラ〉は『食感と軽さがうれしい「米粉」で作る いつものお菓子』からピックアップしました。サクッ、ふわっ、もっちり・・・。さまざまな食感が楽しい米粉をつかったスイーツ。小麦粉よりを使ったものより軽く仕上がるようです。手のひらサイズに小さな焼き菓子から、ケーキやタルトまで。挑戦したくなるスイーツがたくさん紹介されています。
『食感と軽さがうれしい「米粉」で作る いつものお菓子』
柳谷みのり
文化出版局
1,600円(税別)
WEB: https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579214372/
簡単スイーツレシピ
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#2 福田里香さんの〈いちじくとはちみつのレアチーズケーキ〉
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#5 小堀紀代美さんの〈ベイクドスライスアップル〉
#6 若山曜子さんの〈フレッシュベリーの型なしタルト〉
#7 坂田阿希子さんの〈オーブン焼きのころころフレンチトースト〉
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