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山田杏奈のお気にめすまま 
連載vol.1 人魚姫になりたい!

photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.) / styling : Sho Furukawa / hair & make up : Moe Hikida / interview & text : SO-EN

LOOK1 多層的な白で魅せる、ネオ・マーメイド

波を想起させるフリルをふんだんにあしらい、ホワイトレースやパールで装飾したチュールドレスには、新時代のマーメイド像を託して。ドレスのスリットからのぞくレースパンツが、クラシカルなドレスにモダンな印象を与えてくれる。

 東京ロマンティックを象徴するブランド、ヴィヴィアーノによる特別なドレスを主役にしたスタイル。

ドレス ¥1,760,000、ヴェール ¥275,000、シューズ ¥48,400 ヴィヴィアーノ/リング ¥26,400 スーザン ファン(ディムアットヌーン)

TALK WITH ANNA

山田杏奈:本当に、私もとっても嬉しいです!装苑さんから「連載をやりませんか?」とお話をいただいた時「私は趣味という趣味もないし、どうしよう」と思っていたら、それを探すのを企画にしてもらえるということで、なんて贅沢な!って。vol.2でお見せする企画の撮影もとても楽しかったので、皆さん、記事を心待ちにしていただけたら嬉しいです。人魚の姿にも、ずっと憧れがありました。

山田杏奈:『リトル・マーメイド』のアリエルが一番身近で、幼い頃からよく観ていました。人魚姫には「ザ・女の子の憧れ」なところがありますよね。あとは、大人になってから観た映画『ゆれる人魚』もよく覚えています。ルックがとてもきれいな作品で、そこからも漠然とした憧れをもらっていました。

山田杏奈:そうなんです。チャオは、本来の自分でいる時は人魚の姿で、どこか取り繕っているような時には魚の姿になります。どちらもかわいいですよね!

山田杏奈:人魚のキャラクターに声を当てさせてもらえる日がくるなんて、という喜びの気持ちで演じていました。ただ、声のお仕事は私にとって本当に難しくて……。

いまだに「うー、難しい」と思いながら収録をしています。私は、声のお仕事でテクニカルなことができるわけではないので、今回も、本業の方々は本当にすごいなと改めて感じていました。その中で自分が演じるには、どうすればいいのかなとあれこれ考えました。

山田杏奈:映画やドラマで演じる時は、そこまで技術みたいなことは意識せずに、気持ちを大切にしていてそれがお芝居に出たのかな、となるのですが、声だけになると「あれっ、心は動いているはずなのに全然伝わらない!」みたいなことが起こりやすいんです。

今回演じたチャオは、いい意味でキャラクターがはっきりしていたので、そこが前面に出るような演じ方をしたいなと思っていました。人魚の姿の時は少し落ち着いたトーンにして、変化をつけていました。

登場する時に「チラッ」とか言っていたりするのも、チャオらしいところだと思います。また、いつものお芝居よりは、セリフの中でのアクセントの付け方を大袈裟にしていました。それは「ミニオン」(『怪盗グルーのミニオン超変身』)の時に気づいたことです。そうしたテクニカルな部分を意識した後に、気持ちを乗せるという順番で演じていました。

TALKは次ページに続きます💬

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