
クロード・モネ《睡蓮》1916-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet
印象派を代表するクロード・モネの芸術は、自然の移ろいから晩年に抽象的で内面的な表現へと進化していった。彼の最愛の家族の死や視力の病、第一次世界大戦など困難な時期の中で、モネはジヴェルニーの自宅庭に造られた睡蓮の池を創造の源とし、その水面に映る自然の美を追求。特に、巨大なカンヴァスによる「大装飾画」の構想が彼の心を捉え、最期の時まで続いた。国内で過去最大規模の本展は、パリのマルモッタン・モネ美術館より、重要作品を多数含む約50点が日本初公開される。また、日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極みを一堂に紹介。その創造性を深く知る貴重な機会となるはずだ。
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クロード・モネ《枝垂れ柳》1918-1919年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet
「モネ 睡蓮のとき」
期間:2025年6月21日(土)~9月15日(月・祝)月曜休(※7月21日、8月11日、9月15日は開館)
時間:10:00~17:30(入場は閉館の30分前まで)
場所:豊田市美術館
愛知県豊田市小坂本町8-5-1
観覧料:一般¥2,300、大学生¥1,400 (※高校生以下無料)
豊田市美術館
WEB:https://www.museum.toyota.aichi.jp/
『装苑』1月号掲載