HANA 【CHATTING MUSIC vol.21】 
「No No Girls」から「Blue Jeans」までを聞く

ちゃんみなプロデュースのオーディション番組「No No Girls」で、約7,000人の応募者の中から選ばれ、2025年4月に7人組ガールズグループHANAとして鮮烈なデビューを飾ったCHIKA、NAOKO、JISOO、YURI、MOMOKA、KOHARU、MAHINA。7月14日にリリースされた2nd Single「Blue Jeans」では、Debut Single「ROSE」で魅せたパワフルな印象とは一転、儚く切ないラブソングでHANAとしての新たな一面を提示している。彼女たちにデビューしてから今日まで駆け抜けてきた日々、そして未来への展望を聞いた。

本記事は『装苑』9月号掲載「今の時代を作る人」に収録しきれなかった内容を加えた、ロングインタビューです。

photographs: Josui(B.P.B.) / interview & text: Mizuki Kanno

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デビューを迎え開花した新しい自分

NAOKO:デビューしてからの私は、毎日新しい自分に出会っている感覚なんです。オーディション中は目の前の壁を超えるために、とにかくがむしゃらに突き進み、全てに細かく注意を払って、理想のアーティスト像を突き詰めていました。でも最近は、もっと大きな視点で物事を捉えられるようになったんです。その変化の理由は、自分でも明確ではないのですが、好きな物事をメンバーと共有していくうちに「あっ、こういう自分もいたんだな」って発見を重ねていて、それがすごく楽しいんです。

KOHARU:私はアーティストとしてどういう道を歩んでいきたいか、自分をもう一度見つめ直す時期を迎えています。夢を追いかけてデビューして、プロのアーティストになる目標は達成できたけれど、ここからまたどんどん新しい夢が出てきているので、それを追いかけられる今は、すごく幸せだなと感じます。

JISOO:オーディションに参加したことで、本当に何もかも変わりました。まず住んでいる国が違うので、環境の違いに慣れながら、友達でもあり、家族でもあるメンバーと新しい日々を過ごす毎日はとても刺激的です。

MAHINA:私は、メンバーとの絆が日々深まっているなと感じています。どんな壁にぶつかっても、みんなで一緒に乗り越えていきたいですし、私たちなら乗り越えられると思います。

YURI:私はオーディションを経たことで、いろんな感情が増えたと思っていたんですけど、デビューしてからもっともっと鮮やかになっているなと思います。今までは、感動して「うわーっ」て感情が溢れるみたいなことなんてなかったんですけど、デビューしてからは何度もありましたし、「本当の私」に気づけたと思います。

MOMOKA:「No No Girls THE FINAL」の時にちゃんみなさんから言われた「ステージには魔物がいるから負けないようにパフォーマンスをするには、命を懸けて、削って、ステージに立たなきゃいけない」という言葉を、ライブの時にいつも思い出します。プロのアーティストとしてこの曲で何を伝えたいのか、自分は今どういう気持ちでこのパフォーマンスをしているのか。一つひとつ理解して、表現することの大切さを、最近よく考えています。

CHIKA:常日頃から、周りの方々にきちんと感謝の気持ちを伝えることができているのか、考えを巡らせるようになりました。「感謝を伝えられる時間には限りがある」という言葉をちゃんみなさんから学んだんです。オーディションを経て今日に至るまでの日々の中で、人として少しずつ成長できているのかなと思います。

互いを認め合う個性とギャップ

NAOKO:KOHARUは森の妖精ですね。マイナスイオンが出ています。いつもメンバー全員を優しく包み込んで、まとめてくれる存在です。

KOHARU:メンバーそれぞれ魅力的な声を持っていますが、JISOOの歌声はやっぱりずるいですよね。一声でわかる。あとは語学も堪能なんです。HANAで台北に行ったときも、とても頼もしかったです。

JISOO:MAHINAはみんなの癒しです。深刻なシチュエーションがあっても、MAHINAの一言で場が和んだりするので、もう天才です(笑)。その一方で、ステージに立つMAHINAはとてもクール。いろんな表情を持っていて、みんなを楽しませてくれる末っ子です。

MAHINA:YURIは一見クールな印象だけど、実はとっても仲間想いで、いつも私たちのことを一番に考えてくれます。愛で溢れているお方!YURIにしか出せない声色や表情の作り方も、もう「ずるー」ってなります。

YURI:MOMOKAは、頼れるみんなのお姉さん的存在なんじゃないかなと思います。私も自分の素をさらけ出して甘えちゃっています。ステージ上では、低音ラップがとってもかっこいいカリスマです。

MOMOKA:CHIKAはいつもCHIKA色の風を吹かせています。CHIKAが歌い出したら、ステージがCHIKA色に染まる。圧倒的ディーバ感があります。

CHIKA:NAOKOは、歌でも、ダンスでも、何かを投下すると、その場の空気が変わるんです。圧倒的な迫力があるし、会場が揺れる。NAOKOの技術は本当に素晴らしいと思います。

HANAが魅せる青春の儚さと切ない恋模様

MAHINA:私はサビの振り付けがとても好きです。メンバー同士目を合わせたり、みんなでぎゅっと集まったり、一列になって隣のメンバーの肩に触れたり。それがすごく可愛くて、お気に入りです。

KOHARU:私は歌詞にキュンキュンしています。「未来のことなんて 今だけは言わないで」とか「真夏の間だけでも信じて」とか。終わりが見えているけど、今を楽しみたい気持ちと儚い恋心を曲全体で表現していて、青春を感じる作品だと思います。

YURI:今作では今までのような強い曲ではあまり見せない、切なさを表現しました。歌い方や目線など、そういった細かな部分にも注目してほしいです。

NAOKO:私はデニムが好きで普段からよく着ているので、今日も全身デニムで嬉しいです。特にダメージ加工が効いているジャケットはめちゃくちゃ好みで可愛いです。

MOMOKA:重ね付けしたアクセサリーがとっても可愛いんです。ベルトもキラキラしていて。私服でもアクセサリーを重ねたり、チャームをバッグにたくさんつけたりするのが好きなので嬉しいです。

YURI:アクセサリーの音で MOMOKAが近づいてくるのがわかる(笑)。私はローライズデニムがお気に入りです。私服でもローライズを履いているので、自分の好きなテイストです。

CHIKA:私はこの背中が大胆に開いているデザインがお気に入り。普段からDIESELのアイテムが大好きで着ているので、とても嬉しいです。

MAHINA:CHIKAはいつも「それ、どうやって着ているの?」って思うくらいおしゃれ!

MOMOKA:自分で洋服をアレンジしたりもするし、わざと前後逆で着ていたり。めっちゃ可愛いです。

CHIKA:洋服を切ったり、シャツを履いたり。アレンジして着るのが好きなんです。

CHIKA:そうですね。いつかみんなの衣装もプロデュースしてみたいです。以前、「ROSE」の衣装を決める時にスタイリストさんが、どんな衣装が着たいかのか聞いてくださったので、自分の希望をお伝えしたんです。そしたら5Kgぐらいみんなよりも重たい衣装になっちゃって(笑)。お気に入りの衣装だったので、とっても気合は入るんですけど、実際は大変でした。プロデュースをするならデザイン面だけじゃなく、そういった実用性も考えないとですね(笑)。

MAHINA:CHIKAは全然そんな重そうに見えないパフォーマンスをするので、プロだなと思います。

NEXT “寄り添う音楽”の裏にある、HANAの愛に溢れた想い。

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