兎にも角にも一年の300日くらいはドクターマーチンを愛用。音楽から影響を受けまくっていた13歳の頃。ライブハウスに通い出して、ボロボロのマーチン をステージで履いていたミュージシャンの姿を見て、あんなカッコよく自分らしいファッションを着こなしている姿に生き様を見せられた、あの日の衝撃は忘れられない。
あの頃の私は高価でなかなか手が出なかったマーチンを、お年玉で買ったのがファーストマーチン。
8ホールのBLACKカラー。
ここから私のマーチン人生が始まった。
どんな洋服を買うときも、必ず頭の中で“マーチンに合うかなー”と考えてしまう。
いまでは数えきれないほどのマーチンを履き潰してきた。今も文章を書きながらマーチンを履いていることが当たり前ということを感じていて、それが本当に幸せ。
青春を越えて今もこれからもずっと私が私らしくいるためのマストシューズがドクターマーチン 。
そして今の夢は“あんなパンクなおばあちゃんカッコいい!”と言ってもらえるような生き様をこのマーチンと歩いていきたい。
青春時代、通いつめたショップ「DMI原宿」。2020年8月に惜しまれつつ閉店してしまったけれど、とにかく沢山のマーチンの事を学んだ場所。閉店前日にたくさんの思い出の品を受け継ぎました。私の聖地。
個性派マーチン 達。気分を上げてくれる変わり種。スパイス感覚で愛用中
BLACKカラーの素材違い
とにかくベースはこちらのデイリーメンバーで私の日々は回している大切なスタメン達です。
ヒョウ柄とマーチンはいつのときも私の合わせ方では欠かせないスタイル。根本がパンクベースなのはこれからもずっと変わらない。音楽とファッションと共に、年齢に合った履きかたを続けるが、モットー。
とにかく履いてるこのコは、紐をベルベットに変えてガーリーテイストをプラスし、自分らしくカスタム。大体一年でこれくらいのダメージ具合。同じ型、同じ色、同じカスタムを3足揃えて、毎日変えて履き回してます。(笑)
みんな誰も気づかないけど私なりのマーチン愛の形です。
Miki Aizawa
2005年よりフリーのスタイリストとして活動。雑誌でのスタイリングをはじめアーティスト、広告、CMなどジャンルを問わず活躍中。衣装デザイン、エディトリアルディレクション、空間プロデュースなど多方面で活動。
スタイリスト相澤 樹の素敵すぎる収集癖
第一回「コム デ ギャルソン」はこちら
第二回「眼鏡」はこちら
第三回「エルメス」はこちら