編集者Ａ

photographs: Jun Tsuchiya (B.P.B.) 

12月号にて、ゲストのニッチで愛に溢れたコレクションをご紹介いただく連載「あのひとのときめき愛好録」に登場してくださった、アーティストのYUUKIさん。
CHAI時代にツアーで訪れた国々の民芸品や、主催するアートイベントで手に入れたアイテムをご紹介してくださいました。なんと、これまでに20か国以上を訪れたそうで、特に印象に残っている国を聞いてみました。

「やっぱり南米は日本の真反対の場所にあるということもあって、今後の人生で行く機会があるかわからないから思い出深いです。文化が全く違って、衝撃を受けました。
あと、みんなめちゃくちゃおしゃれ！ 特に、ブラジルの人たちは、マジでどの国よりもおしゃれだと思いました。ブラジルでは、音楽フェス「Primavera Sound Sao Paulo」に参加したんですが、そこで見た人たちは、ちゃんと自分のスタイルが確立されていて、その種類の多さに圧倒されました。例えば、ウェスタンファッションの人も、単なるカウボーイのコスプレではなくて、ちゃんとその時代を愛してるからこそのセレクトだということを感じられるんです。

一緒に歩いてる仲良しフレンズの中に、すごくロックな子もいれば、露出度の高いファッションの子もいて、メイクの雰囲気も全然違う。いろいろな人種と幅広いファッションが共存する見たことがない景色でした」

南米のファッション事情、気になります……！

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また先日、渋谷から原宿へ向かって歩いていたら、思いがけずYUUKIさんが描いたウォールアートに遭遇！ Instagramでライブペイントの様子を拝見していたのですが、白いペンキで躊躇なくラフを描くと、リズミカルに色を乗せていく様子になんて大胆な……と驚きました。その場の気分で筆を乗せているからこその温もりが宿っている気がします。

リサイクル素材を用いた、洗えるニットのバッグやファッション雑貨を扱う「KNT365」の初店舗

取材後に、出身が同じ岐阜県だという話題になり、「実家の周りは見渡す限りぐるっと山なんです。その山たちが、『進撃の巨人』でいう壁みたいに思えて。外に出たい!! っていう欲求がずっとありました（笑）でも、自然は大好きだから、生き物や植物は、絵のモチーフにもたくさん取り入れています。」と話していたことも思い出しました。

多才に活動するYUUKIさんのインスピレーション源にもなっているコレクション、ぜひ装苑12月号でご覧ください！

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