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No.3 /「ファッションはロマンだ!」を合言葉に、VIVIANO撮影のため海へ。——装苑エディターの編集日記

「ファッションはロマンだ!」
を合言葉に、VIVIANO撮影のため海へ。

現在発売中の『装苑』9月号。盛装主義特集でフォーカスしたのは、マキシマルファッションの日本代表ブランド!に違いない、VIVIANO。毎シーズン、たっぷりのチュールとラッフルに包んだ“新しいロマンティック”を届けてくれます。

2025-26AWはいろんな表情のバラに彩られたコレクション。洋服はもちろんですが、バラのモチーフのカチューシャや、大きなリボンのモチーフのヘアクリップや、もこもこのサンダルなどの小物たちもかわいい。撮影前にスタイリングを組むためアトリエに伺った際には、夢と憧れがつまったようなコレクションを目の前に、思わず小躍りしてしまいました♪ 

でも実際に手に取ってみると、美しいという言葉だけで形容できないような、ものすごいエネルギーがあるんですよね、洋服に。

その独特のシルエットは「人が着た時に美しい服」であることを大前提に、パターンや装飾もミリ単位で緻密に計算されていて、その1ミリを巡って何度もトライ・アンド・エラーを繰り返すそう。

生地はすべてオリジナルでつくっていたり、ドレスについているラッフルのバラは裏から見ると渦巻き状に手縫いで付けられていたり(こうすることで美しい形になるそう!)、巨大なバラのプリントドレスの上に重ねられているチュールにも同じようにプリントされていて、二枚の布の重なりでバラが立体的に浮かび上がるようになっていたり……。

神は細部に宿る!とよく言われますが、その細やかなすべてのことに、手も時間も情熱も愛情もたっぷりとかけられていることがひしひしと伝わってくるのです。そういうもののすべてが、この一着一着に宿るエネルギーなっているんだなと思います。これこそがファッションのパワーですよね。

そういうVIVIANOの洋服だからこそ、スケールの大きな場所で撮りたいなと思い海で撮影することに!しかし、この日は6月にも関わらず猛暑日。とはいえ秋冬の、しかもボリュームたっぷりの服たちなので、カットのたびに着替えと移動と撮影を繰り返すのは大変で、スタッフ一同ももはや部活動さながらに自分との闘い。

そんな中でも、常に笑顔で、元気に撮影に挑んでくださったモデルの田迎生成さん、サイアンさん、ヘアメイクのKATOさん、そして今回が装苑デビューのフォトグラファー宮原絵燈さんに大感謝です。

写真は、大好きなアザーカットの2枚です。そして「ファッションはロマンだ!」の理由は、デザイナーのヴィヴィアノ・スーへのインタビューに答えありです。ぜひ本誌にてご覧ください。


『装苑』2025年9月号の特集は
盛装主義
-すべてのファッションマキシマリストたちへ-

プレタポルテとして初めて発表した2020AWの初コレクション以降、芸術的な装飾のマキシマルなファッションを提示し続けてきたVIVIANO。
最新の2025-26AWコレクションから特に注目のルックをピックアップしたファッションストーリーに加え、デザイナーのヴィヴィアノ・スーへのインタビューも敢行。

9月号はファッションを愛し、個性を大切にするすべての人に宛てた一冊。
今注目すべきキーワード「マキシマリズム」にフォーカスした特集を展開します。

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編集者O

ファッションと音楽と男子を担当。愛犬のことが愛しすぎる日々で、早朝深夜のお散歩はマスト案件。休日はライブとスポーツで感動いっぱい!胸いっぱい!

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