
撮影:飯塚三喜人
『装苑』2025年7月号の特集は
盛装主義
-すべてのファッションマキシマリストたちへ-
ファッションアイコン的存在、小松菜奈さんが3年ぶりに本誌登場!
ラグジュアリーから東京発信までモード界のAWマキシマルを解説
アート界の天才マキシマリスト、ヤン・シュヴァンクマイエルを解剖する
蜷川実花さんと俳優のんさんによるニキ・ド・サンファルを彷彿させるカラフルな世界
増田貴久さん(NEWS)はセルフスタイリングでマキシマルスタイルを発揮!
装苑男子ではJO1の川尻蓮さんと金城碧海さんがアーティスティックなビジュアルを披露
ファッションを愛し、個性を大切にするすべての人へ。本誌9月号では、今注目すべきキーワード「マキシマリズム」にフォーカスした特集を展開します。
より大胆に、より華やかに。マキシマリズムは、装飾性の高いディテールやデフォルメされたシルエット、重ね着によるレイヤードスタイルなど、制約のない自由な自己表現を可能にします。それは、本誌が一貫して提案してきた「ファッションを楽しむ」という姿勢と共鳴するものです。
表紙と特集巻頭を飾るのは、本誌のファッション特集で欠かすことができない、俳優の小松菜奈さん。今回も個性派スタイルで魅了します。また、ヴィヴィアーノ、ホウガ、オダカなどのマキシマルスタイルを提案するデザイナーたちや、ファッション界、アート界におけるマキシマリストたちの独創的な世界観を追求し、思想を考察。また、ファッションマキシマリストのための装飾図鑑やロリータを愛するファッショニスタによる自己流スタイルの楽しみ方など、型にはまらないファッションの在り方を、多角的な視点から探究しています。連載企画となる「蜷川実花と未来の女の子たち」は俳優ののんさんとのコラボレーションで、増田貴久さん(NEWS)の「MFBB」はセルフスタイリングによる重ね着で、それぞれのマキシマルな世界を披露してくれています。
そして、特集以外では、第99回装苑賞の決定、公開審査会のリポートや、今号からスタートする新連載などにもぜひご注目ください!
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撮影:飯塚三喜人
小松菜奈 マキシマルスタイルで過ごす日常
装苑読者が憧れるファッションアイコンのひとり、小松菜奈さんが3年ぶりに登場!今回、より日常的な空間で着こなす、マキシマルスタイルが新鮮なファッションシューティングを展開。そして、10代の頃から多くのファッション企画でマキシマルスタイルを見せてくれている小松さんが抱く、装苑での様々な撮影やそれらに臨む思いなどを語ってくれています。装苑デビューから前回登場してくれた2022年までの変化している小松さんにプレイバックします!

2025-’26AWからひもとく
ワールドコレクションに見る「マキシマリズム」って?
トップメゾンから近年勢いのある新進気鋭のブランドまで、モード界には「マキシマリズム」の波が到来中!
マキシマリズムとは、シンプルさと洗練を追求するミニマリズムの逆を行くスタイルのこと。誇張されたフォルム、異素材のレイヤード、華やかでインパクトのある装飾など、今季のランウェイを彩ったクリエイションをファッションジャーナリストの栗山愛以さんにひもといていただきました。後半はパリで頭角を現す装苑的マキシマルブランドをピックアップしてご紹介します。
※画像は左からシャネル、ディオール、ヴァレンティノ、2025年秋冬コレクションより。

撮影: Kaito Miyahara(MMF)
VIVIANO 美しきロマン
プレタポルテとして初めて発表した2020AWの初コレクション以降、ブランドのシグネチャーであるたっぷりのチュールやラッフルを駆使した芸術的な装飾のマキシマルなファッションを提示し続けてきたVIVIANO。その、自由な発想と手仕事から生まれるファッションの芸術的な美しさの秘密に迫ります。最新の2025-26AWコレクションから特に注目のルックをピックアップしたファッションストーリーに加え、デザイナーのヴィヴィアノ・スーへのインタビューも敢行。また、これまでのコレクションからデザイナーご本人に選んで頂いたベストルックもあわせてご紹介します。

撮影:久富裕史(No 2)
HOUGA+ODAKHA
ホウガとオダカ、
それぞれ違ってそれぞれ楽しい
センス良くアイテムを重ねることが出来るのは、かなりのおしゃれ上級者!ここではフリルやギャザーなどの立体的なディテールを駆使してボリュームアップする「ホウガ」と、一本のニットを魔法使いのように操って造形的なニットを作り上げる「オダカ」を紹介。布帛とニットという異なる素材とテクニックでマキシマリズムを表現する2ブランドの着こなしの魅力を、両ブランドのデザイナー石田萌と小髙真理の対談とともにお届けします。

撮影:土屋純(文化出版局)
ファッション界のマキシマリストたち
甘くて苦い幻想的な世界を編み上げるrurumu:デザイナーの東 佳苗さん、ファッションとカルチャーを横断するスタイリストの市野沢祐大さん、衣装デザイナーとしても活躍するスタイリストの相澤樹さん。ファッションの表現はもちろん、私生活でも“トキメキ”を羅針盤にマキシマリズムを体現する3人の暮らしを取材。偏愛と物量の中に潜む美意識と創造性、それぞれが信じるマキシマリズムの美学をひも解きます。

©︎Athanor Ltd.
ヤン・シュヴァンクマイエルの
創造を司るマキシマリスト的感性
チェコの天才アーテイスト、ヤン・シュヴァンクマイエル最後の長編劇映画『蟲』が8月9日に公開を迎えます。さらに、彼の大量のコレクションで溢れたアトリエと自宅の内部を2時間映し続けた記録映画『クンストカメラ』と、シュヴァンクマイエルのドキュメンタリー『錬金炉アタノール』も同時公開。ファッション、アートの世界に多くのファンを持つシュヴァンクマイエルのこれらの最新作と過去作のつながりや、多くの美術工芸品に囲まれて暮らすマキシマリスト的感性がどのように創作に結びついているのか? 論考や、彼の嗜好が滲む蒐集物をめぐる解説を通してひもときます。論考は、シュヴァンクマイエル作品の配給や、書籍の編集を手がけてきたくまがいマキさんが執筆。

撮影:大塚三鈴
マキシマリストのためのファッション用語図鑑
ファッションが大好きなマキシマリストのあなたのために、マキシルスタイルに合うディテールやアイテムをピックアップ。「衿」「袖」「ヘッドウェア」「装飾技法、装飾品」のカテゴリー別で図解します。フジテレビ系で放送中のドラマ『愛の、がっこう。』に出演中の若手注目株の俳優、服部樹咲さんをモデルに起用したロマンティックなビジュアルにも注目!

撮影:土屋 純(文化出版局)
ストーンでカスタムCAP
『装苑』オリジナルhisakanaoの図案帖
キラキラのときめきをくれる「ストーン」で、ユニークなアイテムを展開するアパレルブランド「hisakanao」。今回は『装苑』のために、デザイナー・日坂奈央さんが特別に描き下ろしてくれたストーン装飾の図案をご紹介します。ブランドでも人気の“キャップ”をベースに、実際のお手本も制作。あわせて、ストーンの付け方(HOW TO)もレクチャーします。お気に入りのアイテムに、デコラティブな輝きをプラスしてみてはいかが?
NEXT:増田貴久さん、のんさん、JO1ほか、
リニューアルを機に始まる新連載も盛りだくさんの内容をご紹介!