世界一長い小説で知られる「非現実の王国で」の作者であるヘンリー・ダーガー。死後、アウトサイダー・アートの代表として有名になった彼にリスペクトしたコレクションになった。ショーの会場となったのは文京区音羽にある鳩山会館の中庭。そこを闊歩するモデルたちは、ダーガーの死後に見つかったアイコニックな図柄をあしらったアウターや、スモーキーな色のシャツやニット。そして溌溂としたタータンチェックをまとっていた。ダーガーの創作やものづくりに対しての情熱が、デザイナー末安弘明にも通じるものが感じられたコレクションに。