
「メタモルフォーズ、メゾン ミッシェルの帽子」展より。
今年、創業90周年を迎えたパリの帽子工房、メゾン ミッシェル。その帽子づくりに光を当てた展覧会「メタモルフォーズ、メゾン ミッシェルの帽子(Métamorphoses, les chapeaux de Maison Michel)」がパリで始まりました。
会場は、シャネルが支援するメティエダール(卓越した職人技)のアトリエを集めた複合施設「le19M」です。

フェルト帽の製作工程を紹介するコーナー。
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1936年にパリで誕生したメゾン ミッシェルは、約4,000点の帽子の木型を受け継ぐ工房。名だたるクチュールメゾンや若手クリエイターのための帽子を手がけ、2006年からは自社のコレクションも発表しています。

ストロー素材の帽子製作の解説も。
展覧会では、そのタイトルにある “メタモルフォーズ(変化、変身)”を軸に、帽子の製作工程から、帽子がスタイルに与える影響までを解説。自然由来の素材が職人の手を経て形を変え、完成した帽子がかぶる人の印象を変えるという、幾つもの変化をたどります。


このパートでは、様々な形の帽子を写真とともに展示。デザイン画の展示も興味深い。
展示の後半には、著名メゾンのショーで披露されたカプリーヌや若手クリエイターとの協働から生まれた特大ストローハットなどが並び、レトロな帽子店を再現した空間も見どころ。終盤では、様々な映画の名場面を通じて、登場人物の個性を引き立てる帽子の役割をあきらかにします。


映画監督ミシェル・ゴンドリーが考案した参加型の映画制作企画「L’Usine de Films Amateurs」のコーナー。20世紀初頭の帽子店をイメージしたセットの中で、短編映画づくりを体験できる(無料・要予約)。
さらに会期中には、帽子の手仕事や素材に触れることができる体験型のワークショップも開催。“職人やクリエーターの卓越した技と才能を広く発信する”という「le19M」の理念のもと、帽子の魅力を様々な角度から紹介しています。

Métamorphoses, les chapeaux de Maison Michel
2026年12月13日(日)まで。
la Galerie du 19M, 2 place Skanderbeg, 75019 Paris
公式サイト
入場無料・要予約。オンライン予約が満席の場合、当日券を会場で受け取れる場合があります。
Photos & Text:B.P.B. Paris