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最も“フランス的”なイギリス人帽子デザイナー、
スティーブン・ジョーンズとは?

2024.12.28

イギリスを代表する世界最高峰の帽子デザイナー、スティーブン・ジョーン(Stephen Jones)。その彼にスポットライトを当てた展覧会「スティーブン・ジョーンズ、アーティストの帽子たち(Stephen Jones, chapeaux d’artiste)」が、パリのモード博物館「パレ・ガリエラ(Palais Galliera)」で開催されている。

1957年、リヴァプール近郊で生まれたスティーブン・ジョーンズは、セントラル・セント・マーチンズの学生時代に帽子作りに目覚め、卒業後の1980年、ロンドンで初のブティックを開店。カルチャー・クラブのボーイ・ジョージをはじめ、当時の音楽シーンを席巻したニューロマンティック系ミュージシャンたちとの出会いが、彼のキャリアに大きな影響を与えた。

その後、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)、ディオール(DIOR)、ジバンシィ(GIVENCHY)など、パリのオートクチュールメゾンとの仕事も始まり、ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、トム・ブラウン(Thom Browne)、コム デ ギャルソン(COMME DES GARÇONS)の川久保 玲など、第一線で活躍するデザイナーたちと密接な関係を築いていく。

展示品は約400点。学生時代の作品を含む170点以上の帽子に加え、アーカイブのデッサン、写真、リサーチブックの紹介も。突き抜けた存在感のクリエイションはエキセントリックだが、同時にエレガントなムードをまとい、クライマックスに登場する気鋭デザイナーたちとのコラボ作品は、まさに圧巻。

もちろんこの展覧会は、スティーブンが手がけた唯一無二の帽子が見どころだが、彼が抱くフランス・パリへの愛着、そしてクチュールへの特別な思いまでを掘り下げるものでもある。最も“フランス的”なイギリス人帽子デザイナーの創造の世界をぜひ覗いてみて。

Photographs&Text:B.P.B. Paris

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