【2026-’27秋冬パリコレ総括 ④】装飾、小物、色から探る今季のモード

大きな変化を避け、緩やかに移行するトレンド。装飾、小物、色といったより具体的な要素から、今シーズンの動向を探る。

装いを格上げするフリンジ

構築的、静的、ミニマルという近年の大きな流れに対し、装いに動きと華やかさをもたらすフリンジが今シーズンも浮上。ドレッシーさを引き立てる装飾の代表格でもあり、アクセサリーに取り入れることで、シンプルなルックにモード感を与えている。

多彩に広がるファー小物

トレンドセッターとなったファーとシアリングは、衣服にとどまらずアクセサリーへと広がった。防寒具でもあるストールや帽子はもちろん、バッグやシューズ、チャームに至るまで多種多様なデザインがそろう。肌に触れたときの柔らかな質感も、今の気分に響く要素のひとつだ。

引き締め効果のポインテッドトゥ

サルトリアルがウィメンズでも定着する一方で、フェミニンなポインテッドトゥのシューズが各ブランドで見られた。ボリューミーな冬のシルエットをシャープに引き締めるアイテムとしても機能している。

デイウェアにもロンググローブ

肘までを覆うロンググローブも効果的に取り入れられていた。シャツなどのデイウェアにもプラスされ、抑制されたエレガンスをもたらしている。

外せない最強の黒

色はトレンドを最も直接的に可視化する要素。黒は毎シーズン見られる色ではあるが、今季はとりわけパワーを発揮していた。多くのブランドのショーでトップとラストを飾るなど、カラーパレットの主役となっていた。

コントラストを生み出す赤

メンズのトレンドとなった赤が、ウィメンズでも強く打ち出された。黒を基調とするコレクションではコントラストを生み、繰り返し使われることで、数あるシーズンカラーの中でもその存在を確かなものとしている。

写真:ブランド提供
Text:B.P.B. Paris

関連記事:
【2026-’27秋冬パリコレ総括 ①】静かな変化が進むパリ
【2026-’27秋冬パリコレ総括 ②】シルエットで読む今季のモード
【2026-’27秋冬パリコレ総括 ③】素材、モチーフ、アイテムで見る今季のモード

RELATED POST

ウォニョン(IVE)、エマ・ワトソン、エラ(MEOVV)などが来場!Miu Miu(ミュウミュウ...
ファレルによるルイ・ヴィトン、未来へ続くタイムレスな服。2026-’27年秋冬パリ・メン...
ルイ・ヴィトンはファレル・ウィリアムスとNIGOのコラボでジャポニズム全開!2025-'26...
【2026-’27秋冬パリコレ総括 ②】シルエットで読む今季のモード
ルイ・ヴィトンは地球人が力強く団結。2025年春夏パリ・メンズファッションウィークよ...
新生バレンシアガ、メンズのデビューと二つのコラボが話題
イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は紙の魅力を追求。2025年春夏パリ・ファッションウィ...
モモ(TWICE)、ウォニョン(IVE)、M.I.A.、kemioほか、2024’-25年秋冬パリ・ファッ...
【2026-’27秋冬パリコレ総括 ③】素材、モチーフ、アイテムで見る今季のモード
パリコレから探る、2022-’23年秋冬の気になるトレンドは?
Miu Miu(ミュウミュウ)が2025年春夏コレクションの新作を取り揃えたポップアップスト...
パリコレから探る、2023-’24年秋冬の気になるトレンドは?