【2026-’27秋冬パリコレ総括 ②】シルエットで読む今季のモード

ニューヨークから始まるファッションウィークの流れの中でクライマックスを担うパリは、トレンドが最も集約される都市。そこで発表された最新作のシルエットから、今シーズンのムードを読み解く。

多彩な表情を見せるペプラム

今シーズンを代表するシルエットとして、ペプラムが挙げられる。ウエストから裾へ向かって広がるフェミニンなラインが特徴で、かちっと仕立てた構築的なジャケットや繊細なレースのジャケット、ファーをトリミングしたニットのアンサンブルなど、素材やカッティングにより多彩な表情を見せている。

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継続するパワーショルダー

また、落ち着くかと思われていたパワーショルダーが引き続き登場した。特にワイドなスクエアショルダーが、コート、ジャケット、ドレスなどの幅広いアイテムで展開。ボクシーなシルエットを形成するが、中にはタイトなボディでメリハリを持たせたものもある。

存在感を放つラウンドショルダー

同様に、丸みを帯びたラウンドショルダーも存在感があった。主にコートなどのアウターに見られ、ラグランスリーブ、ドロップドショルダー、キモノスリーブなど、その構造は様々だが、いずれも大きな弧を描くようなフォルムになっている。

スリム化するシルエット

秋冬シーズン特有のボリューミーなアウターが見られた一方で、シルエット全体のスリム化も見逃せない。ワードローブに欠かせないマニッシュなスーツは、スレンダーなラインが印象的で、ボトムにはタック無しの細身のパンツ。ロングコートにおいてもすっきりとしたペンシルラインが、多くのブランドで提案された。

1920年代を想起させるローウエスト

1920年代を思わせるローウエストも目立っていた。代表的なのは、低い位置に重心を据えた直線的なドレス。昨年はアール・デコ100周年にあたり、秋にはパリで大規模な展覧会が開催されるなど関心が高まった。その余波からか、この時代特有のデザインが散見された。

写真:ブランド提供
Text:B.P.B. Paris

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