撮影・宮濱祐美子
焼き菓子やアイスクリーム、ケーキ・・・。今の時期、レモンのフレーバーやレモンを使ったスイーツを見かけます。中でもこの暑い季節にピッタリなのが、ひんやりつるんとしたゼリーですね!ここで紹介するレモン寒天は、レモンの心地よい酸味が暑さを吹き飛ばしてくれます。レモンの皮を器にして、手軽に作れるレモン寒天に是非挑戦してみてください。
〈レモン寒天〉
存分にレモンが楽しめるゼリー。
かわいらしい形を生かして半分にカットして固めました。
相性のいいはちみつを甘みにして。
水をワインにかえて作ると大人のはちみつレモン味です。
―――中川たま―――
材料(レモン3個分)
レモン・・・3個
粉寒天・・・1g
はちみつ・・・大さじ1~2
作り方
1 レモン3個は、縦半分に切り、皮の内側にナイフを入れて1周し、手できれいに果肉をくりぬく。果肉はガーゼに包んで果汁をしぼり、計量しておく。
2 1の果肉をくりぬいた皮3個分に水を入れ容量を量り、そこから果汁の量を引いた分量の水を鍋に入れる
3 2の鍋に粉寒天を加えてよく混ぜ合わせ、中火にかける。沸騰したら2分ほど弱火で煮て、はちみつを加えて混ぜ合わせ、火を止める。粗熱が取れたら1の果汁を加え、混ぜ合わせる。
4 皮の器に3を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
中川たま
料理研究家。兵庫県生まれ。アパレル勤務を経て、自然食品店勤務の後、2004年ケータリングユニット「にぎにぎ」をスタートさせ、2008年に独立。現在は神奈川県・逗子にて夫と娘の3人暮らし。月に数回、自宅にて季節の野菜や果物を大切にした料理教室を開催。雑誌や書籍での、シンプルな器使いや洗練されたスタイリングも人気『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)、『たまさんの食べられる庭 自然に育てて、まるごと楽しむ』、『自家製の米粉ミックスで作るお菓子』(共に家の光協会)、など著書多数。
Instagram @tamanakagawa
〈レモン寒天〉は、中川たまさんの著書「つるんと、のどごしのいいおやつ」からピックアップしてご紹介しました。つるんとしたもとになる寒天やゼラチン、葛粉、白玉粉などに、フルーツやハーブを加えて出来るきれいなスイーツがたくさん紹介されています。焼き菓子と比べて、それほど火やオーブンを使わないので、夏のお菓子作りにぴったりです。
「つるんと、のどごしのいいおやつ」
中川たま
文化出版局
1,600円(税別)
WEB:https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579214150/
簡単スイーツレシピ
#1 柳谷みのりさんの〈白くま風牛乳寒天〉
#2 福田里香さんの〈いちじくとはちみつのレアチーズケーキ〉
#3 中川たまさんの〈焼きいもタタン〉
#4 下園昌江さんの〈ジャムサンドサブレ〉
#5 小堀紀代美さんの〈ベイクドスライスアップル〉
#6 若山曜子さんの〈フレッシュベリーの型なしタルト〉
#7 坂田阿希子さんの〈オーブン焼きのころころフレンチトースト〉
#8 渡辺麻紀さんの〈マンゴーバー〉
#9 下園昌江さんの〈チョコレートパウンドケーキ〉
#10 坂田阿希子さんの〈フルーツポンチ〉
#11 渡辺麻紀さんの〈パイナップルケーキ〉
#12 小堀紀代美さんの〈ノスタルジープリン〉