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SixTONES「慣声の法則」
SixTONESの在り方を見せつけた迫力のステージ

2023.01.11

デビューから3年目を迎えたSixTONES。グループとしてパフォーマンスを重ね表現の幅を広げながら、充実したソロ活動によって個に磨きをかけパワーアップしたメンバーたち。そんな彼らが満を持して挑むのが、SixTONES全国アリーナツアー『慣声の法則』(読み:かんせいのほうそく)。1月4日(水)の横浜アリーナ公演を皮切りに、追加公演として発表された、4月に開催される自身初のドーム公演(東京・大阪、計5公演)まで、全国8か所で全31公演を全力で駆け抜けるだろう。
今回のツアーのコアとなるのは、ツアー初日にリリースされた3rdアルバム『声』。<こんな時代だからこそ、自分たちの声を届けたい/みんなの声を聴きたい>という思いが込められた、SixTONESの“声”がつまっているという。デビュー前から一貫して、音楽に情熱を注ぎ、音楽で勝負することを強く願ってきた彼らの今が凝縮されている一枚と言えるのかもしれない。そんな『声』をひっさげてのツアー、会場は高まる期待とドキドキ感に包まれていた。いよいよはじまる!が、ここでは、彼らのステージとともに衣装に注目していきたい。

異なる個を強調したスタイルの衣装で登場!

オープニング。ステージに現れたのは広がる荒野、そこに並んだ巨大な石の顔の中からメンバーたちが飛び出した!まずそのオープニング衣装に驚いた。オープニングの衣装はメンバー揃いの煌びやかで重量感のあるマントやコートであることが多いが、その王道とも言えるスタイルを覆し、それぞれが異なる個を強調したスタイルの衣装をまとっていた。しかも、パンクやグランジなどロックテーストをメインに様々なファッションスタイルをミックスしながら完全に“衣装”にアップグレードされている。深くシックな花柄のセットアップに、鮮やかなフラワープリントの生地や大量のゴールドピンで飾ったコートを羽織ったジェシーにはストリート感とエレガントさがある。その対かのように、黒のフーディーにビッグサイズのブルゾンを羽織ってミリタリーパンツとワークブーツで身を固め、中に着たレザーベストにモード感を漂わせた京本大我。肩章などミリタリーの要素をもちいたジャケットに大量のワッペンやカンバッチ、ピンバッチを配して、そこに黄色のサイドラインを効かせたタイダイのサルエルパンツという上級者スタイルが似合っていた流石の松村北斗。ハードなダメージ加工がほどこされたTシャツとデニムに大胆なペインティンのジャケットというパンキッシュなスタイルは髙地優吾の新しい魅力を引き出していた。エネルギッシュな森本慎太郎は、シルバーのフリンジがたっぷりあしらわれたレザージャケットをダイナミックに着こなしていた。ステージ上でひと際目を引いたのは、水色×黒のスタジャンをまとった田中樹。衿ぐりや裾にスタッズでラインを描き、ワッペンの周りや襟や袖口には細かなスパンコールで飾られた。その様相はストリートスタイルをつかさどるアイテム・スタジャンが衣装へと完全な進化を遂げていた。
メンバーそれぞれの個を立たせ、魅力を引き出したこのオープニング衣装にSixTONESというグループの在り方が色濃く映し出されていたのではないだろうか。前半のエネルギッシュでパワフルなパフォーマンスには、この衣装が生き生きとして見え、ボルテージはぐんぐんとあがっていった。

楽曲とシーンが映す世界観とともに変化する衣装

次に登場したのは、まばゆいほどに輝くゴールドのコートスタイル。スパンコールで華やかさを出しながらも、大きな鋲やゴールドのチェーンを多用したパンキッシュなディテールがSixTONESらしい。曲が進む中で、このコートを脱ぐと、ミッドナイトブルーからブルーグリーンの微妙なカラートーンがなんとも美しいフォーマルスタイルへとイメージを一新。同じジャケットでも、丈やシルエットの違い、装飾のほどこしかた、生地の配置などの違いによって、体格やキャラクターにしっかりフィットしたメンバーそれぞれのオンリーワンのスタイルが生まれている。また、ユニット曲では楽曲に合わせて、ジャケットを変えるだけでまったく異なる世界を作りだしているのもおもしろい。さらに曲が進み、もう一枚ジャケットを脱ぐと、見え隠れしていたインナーが主役へと踊り出した。
アウターを脱ぐことで、どんどん変化していくことが緻密に計算された衣装。椅子を使ったりマイクを使った演出とも相まっていた。それとともに、かっこいいから、美しい、かわいいまで様々な表情と人々を魅了するパフォーマンス力にその実力を見せつけられた。だが何より、メンバーたちが全力でその音楽とパフォーマンスを楽しんでいることが一番の魅力に見えた。

無双タイムを盛り上げた”炎”とエネルギー

そして終盤。ステージに現れたのは、燃え盛る彼らの情熱を映すような炎のモチーフに彩られた衣装のSixTONES。ここからはラストへと向かって、観客もメンバーも一体となって全力疾走! 会場が大きく揺れるほどの熱気に包まれた。音楽は、パフォーマンスは、ライブは、人のエネルギーをこんなにも引き出し、燃やし、放たせるのだと、肌に感じる2時間 SixTONESの26曲であり、衣装をそのすべての瞬間において彼ららしさをを鮮やかに映しだすとともに、SixTONESが確立した、SixTONESという在り方を明確に示していた。

photograph:Norifumi Fukuda(B.P.B.)


SixTONES『声』
通常盤 ¥3,300 Sony Music Labes
待望のニューアルバム『声』。SixTONESの今の思いを音楽と声でダイレクトに聴き、感じられる一枚。大ヒットシングル「共鳴」「わたし」「Good Luck!」「ふたり」にくわえて、YouTubeで話題になった「PARTY PEOPLE」やソニー「LinkBuds S」の新CMソング「Boom-Pow-Wow!」などを含む全21曲を収録。

SixTONES
公式サイト:https://www.sixtones.jp/
Instagram:@sixtones_official
YouTube:@SixTONES_official

SixTONES – 3rd Album “声” nonSTop digeST / 3rd Album “KOE” nonSTop digeST

SixTONES – Boom-Pow-Wow!


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