SixTONES「Feel da CITY」
音楽とパフォーマンスが生む熱狂と多幸感

2022.01.18

グループとしての活躍は周知だが、多彩なメンバーの個性や才能を生かしたソロ活動でも存在感を示しているSixTONES。華々しいデビューから2年が経つが、デビュー直後からコロナ禍に見舞われ、容易な状況ではない中においても、着実かつパワフルにSixTONESとしての表現を重ねてきた彼ら。1月5日にリリースされた2ndアルバム『CITY』にはその成果が凝縮されているよう。そのアルバム『CITY』を携えて、SixTONES全国アリーナツアー「Feel da CITY」が、1月4日の横浜アリーナ公演からスタートした。広島グリーンアリーナでのツアーファイナルまで、約4カ月に及ぶ、全国9か所での全37公演を全力疾走することだろう。

『装苑』では、SixTONESのデビューが決まるよりも前に、2019年5月号の<装苑男子>にメンバー全員でご登場いただいたことがあった。そのインタビューの際に、メンバー全員が虎視耽耽とデビューとその後の未来を見据え、「音楽で世界に通用するグループになる!」と口を揃えて語っていたことがとても印象深く、思い出される。その想いはデビュー後も揺らぐことなく、その世界へ、真摯にその歩みを進めているよう。

そして今回訪れた横浜アリーナ公演のステージにはSixTONESの堂々たる姿があった。彼らがこだわり、世界へ届けたいと願っている「音楽」は、メンバーの6つの声色や歌い方、そこに生まれるハーモニーが相まって幅広く豊かな音楽を聴かせ、パワフルなダンスパフォーマンスで観る人を熱くした。音楽を発するアーティストとそれを受け取る観客の双方が、“音楽”を共有できる大いなる喜びと感動が溢れ、渦巻いていた。

そこであらためて感じたのは、SixTONESが強烈な6つの個性の集合体であるということ。彼らの色濃い個性は衣装にも投影されており、SixTONESの、そして彼らのパフォーマンスをより魅力的に、より彼ららしく見せていた。

ステージ上では全4種の衣装を軸にライブを構成。オープニングは重厚感と装飾がたっぷりのコートで輝きをまとって登場。ベロアやツイードなど異素材を組み合わせたコートは、ゴージャスなファー、動きとともに揺れるタッセルやフリンジ、ライトに煌めくスタッズやビジューでディテールを飾られている。メンバーごと異なる中のトップスも、ヒョウ柄のブラウスや黒の襟高シャツなどそれぞれの個性を際立たせている。楽曲とパフォーマンスも相まって、まさに「パワー&ゴージャス」な様相で、開始から一気に会場を盛り上げた。

次は、メンバー全員が揃いの大人っぽいストライプのスーツスタイル。ダークブラウンにシルバーのストライプの3ピースに身を包み、足元にはエナメルレザーのドレスシューズでスタイリッシュにキメた。「クラシックジェントルマン」風のスタイル。ダブルのジャケットのボタンを留めてウエストをベルトマークしたり、前を開けて中のベストをのぞかせたりとそれぞれの着こなしにもメンバーのらしさが感じられるようで目に楽しい。徐々にボルテージを上げ、「WIHP THAT」では会場中の熱気がヒートアップ!

後半に入るとガラリと雰囲気が一変。メンバーそれぞれが全く異なるカジュアルスタイルに。個性や持ち味が全く異なり、それが魅力でもあるSixTONESらしい。ペインティングアートのようなド派手なセットアップのジェシー、柔らかな白いシャツとベージュのパンツをしなやかに着た京本大我、ジャージの上にカスタムしたオーバーサイズのロックTを着てさらにカラフルなカーディガンを羽織ったレイヤードスタイルの松村北斗、スポーティーで鮮やかなブルーのセットアップの森本慎太郎、ベレー帽とツイードのジャケットコートのフレンチスタイルがとても似合っていた髙地優吾、白いTシャツでデニムは田中樹らしさを強調した。ここまで全く異なるスタイルでありながら、そこに調和と一体感が生まれるところは、SixTONESならではであり、SixTONESらしさに他ならない。

フィナーレは、デコラティブで存在感たっぷりの黒の衣装。肩や背中、燕尾などを飾ったビジューでパーツが浮かび上がって見える。そのファンタジックで華麗な装いはまさに圧巻。会場内に心の歓喜が満ち溢れたまま迎えたアンコールでは、ツアーグッズのフーディーにステッカーを柄のように貼るなど、カスタムした着方に彼らの遊び心が見て取れた。特に、恐らく2~3枚を使ってカットしたものを再構築しオーバーサイズにリメイクし、さらにダメージやカットを装飾的加え、パンキッシュにピンなどを飾りにあしらった松村北斗の上級な着こなしはお見事。

メンバー全員の個々の魅力と個性を感じながら、SixTONESの音楽と彼らの世界を知ってほしいという思いとともに、これからのSixTONESがますます楽しみになるステージだった。

SixTONES『CITY』
通常盤 ¥3,300 Sony Music Entertainment
待望のセカンドアルバム『CITY』で掲げたコンセプト「歌(主人公)の数だけ物語があり、それが交錯する場所を“街(CITY)”と呼ぶ」の通り、彼らならではの音楽の多様性を存分に表現した一枚。常田大希(King Gnu/millennium parade)楽曲提供の5thシングル「マスカラ」、松村北斗主演映画「ライアー×ライアー」の主題歌で4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」、現在公開中の映画「スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム」日本語吹き替え版主題歌の「Rosy」、放映中のエイブルCMソング「Your Best Day」など耳馴染みのある曲も収録。一曲一曲をじっくりとそして何度も聴きたくなるような、音楽の街がそこに在る。

配信リンク:https://SixTONES.lnk.to/CITY_CD

SixTONES -2ndアルバム“CITY” nonSTop dugeST

「マスカラ」

「Rosy」

「Everlasting ~Good Tims-Live with Choir ver.~」

SixTONES ストーンズ●ジェシー、京本大我、松村北斗、髙地優吾、森本慎太郎、田中樹の6人から成るアイドルグループ。2015年に結成。2020年1月22日にシングル「Imitation Rain/D.D.」でCDデビュー。2021年1月6日に1stアルバム『1ST』をリリース。そして今年1月5日に待望の2ndアルバム『CITY』がリリースされ、大好評を博している。
公式サイト:https://www.sixtones.jp/
Instagram:sixtones_official
SixTONES YouTube公式チャンネル:https://www.youtube.com/c/SixTONES_official

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