ベルリン国際映画祭で金熊賞、世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてで監督賞受賞と伝説を作り、世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている監督ポール・トーマス・アンダーソン。その最新作が、現在、全米の映画賞を席巻し、アカデミー賞®作品賞、監督賞、脚本賞の3部門にノミネートされた『リコリス・ピザ』。
舞台は1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレー。実際の出来事を背景に、15歳の男の子ゲイリーが10歳も年上のアラナに一目惚れしたことから始まる不器用な恋模様を描き出す本作。オリジナル脚本の完成度の高さや、細かな脇役に至るまで行き届いた演出が高く評価されている。
主演は、映画の舞台であるサンフェルナンド・バレー出身の三姉妹バンド、「HAIM(ハイム)」の三女であるアラナ・ハイムと、ポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。ともに本作で鮮烈な映画デビューを飾り、主演女優賞やブレイクスルー賞を総なめにした。共演にショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディとレジェンドが集結しているのも見逃せない。
映画のタイトルになっている”リコリス・ピザ”は1970年代頃に南カリフォルニアで展開していた独立系レコード・ショップ・チェーンの名称。10代の子がこのレコード・ショップで初めてレコードを買うのがある種のお決まりの行動パターン、と言われるほど、映画の舞台であるサンフェルナンド・バレーのサブカルシーンに不可欠な存在だった。ショップ自体は劇中では登場せず、”リコリス・ピザ”という言葉さえ発せられることもない。けれども、この映画の「70年代」らしい空気感をレコード・ショップ名が的確に表現している。
登場人物の感情に寄り添うタイトル曲「リコリス・ピザ」を手掛けたのはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド。ポール・トーマス・アンダーソン監督とは本作で5作品目のタッグとなる。監督自らがキュレーションを行ったサウンドトラックも注目ポイント。この時代のカリフォルニアの街のいたるところで流れていたであろう、ポール・マッカートニー、ドアーズ等による名曲がぎっしりと詰め込まれている。デビット・ボウイ初期代表曲の美しいバラード、”Life on Mars?”に乗せて鮮やかに描きだされた90秒予告編も必見。
散りばめられた当時の音楽やファッション、そして恋の痛みと嬉しさに溢れる主人公たちの姿に、誰もが“あの頃の気持ち”と映画の楽しさを思い出してしまうはず。
そんな映画の公開に先駆け、トーク付き試写会を5組10名様にプレゼント!ゲスト登壇者は、映画『佐々木、イン、マイマイン』などを手掛ける今注目の映画監督の内山拓也さん。
応募は、装苑ONLINEの公式Twitterをフォロー後、アップされるこの映画のトピックをリツイートして完了。
締め切りは、2022年6月12日(日)18時まで!当選者の方には、Twitterのダイレクトメールで直接ご連絡いたします。
「リコリス・ピザ」トーク付き試写会
日時:6月22日(水)18 :00開場 18:30開映(上映時間134分)
場所:ユーロライブ
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
ゲスト : 映画監督 内山拓也さん
映画『リコリス・ピザ』
監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トムウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ
配給:ビターズ・エンド、パルコ ユニバーサル映画
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