【so-en mode】
Vol.12 ルイ・ヴィトン

1854年、トラベルラゲージの製作からブランドがスタートした「ルイ・ヴィトン」。鉄道や船で長旅をするようになった大旅行時代が幕を開け、王侯貴族や富裕層はこのルイ・ヴィトンのトランクを重ねて旅に出ることがステータスとなっていた。人気が出ることで多くの模造品も出回り、一目でルイ・ヴィトンと分かるように、LVマークのモノグラム・キャンバスが使われるようになった。このキャンバスのデザインが160年以上たった現在もさまざまに様子を変えて使われ、変わらずに人気を博している。アーティスティック・ディレクターをたててアパレルをスタートさせたのは‘90年代後半。現在のレディースはニコラ・ジェスキエールが担当。常に洗練されたラグジュアリースタイルの中に、フレッシュで大胆なアディアを盛り込んだコレクションで毎シーズン注目を浴びている。

2022年秋冬コレクションを、大好きなパリのオルセー美術館で発表したニコラ・ジェスキエール。ティーンエージャーの頃の素敵な妄想。現実から少し離れたポエティックな発想。新しいイマジネーション。好きなモノと美しいモノの融合。そしてそこから生まれた今回のクリエーション。まさにニコラの頭の中の魅力的なファッションのかけらがミックスして出来上がったシーズンと言える。相反する対極のイメージが新鮮なモードを作り出した、伸びやかなコレクションだ。

花モチーフのカラフルなジャガードニットのセーターに、1990年代にデイヴィッド・シムズが撮影した写真をボンディング。色の異なるチュールをグラデ―ションさせるように重ね合わせたジャンパースカートと。ジャンパースカート ¥566,500、セーター ¥382,800、ピアス ¥51,700、ブーツ ¥306,900 ルイ・ヴィトン

制服に使われるようなウールギャバジンのセットアップ。18世紀のバッスルスタイルのスカートが超ミニのスカートに。トップにはカシミアのプレーンなセーターと、スカートと同素材のベストをコーディネート。トップス ¥316,800、セーター ¥233,200、スカート ¥433,400、ピアス ¥51,700、靴 ¥145,200 ルイ・ヴィトン

よりティーンエージャーらしさをイメージさせるポロワンピース。ユニークなグラフィックがあしらわれ、スポーティーなアイテムをフレッシュに変えて。花柄のパンツがスタイリングの妙を打ち出している。ボストンタイプのバッグも花で飾られ新鮮。ワンピース ¥300,300、パンツ ¥366,300、ピアス ¥51,700、バッグ ¥256,300、靴 ¥145,200 ルイ・ヴィトン

一枚で着たら、パーティーにも出席できるシルクシフォンのフォーマルなドレス。その上にサイズの大きなセーターを無造作に羽織ってイメージミックス。ほとんどフォルムの変わらない花柄のジャガードニットと、動くたびにしなやかに揺れるドレスの組み合わせが楽しい。セーター ¥433,400、ドレス ¥130,900、ピアス ¥51,700、靴 ¥161,700 ルイ・ヴィトン

ビッグシルエットのジャケットに、さらに大きなビッグシルエットのコートを重ねて出来る大きなフォルム。女性の華奢なボディにしっくりくるのは、落ち感の美しい素材だから。ユニークなクリエーションにも、ラグジュアリーブランドのこだわりが感じられるアイテム。コート ¥399,300、ジャケット ¥399,300、ブラウス ¥249,700、ピアス ¥51,700、バッグ ¥687,500、靴 ¥161,700 ルイ・ヴィトン

photographs : Josui Yasuda (B.P.B.)
hair : HORI (BE NATURAL)
makeup : KOTO(UM)
model : SUMIRE(SO-EN model)

問い合わせ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854
WEB:www.louisvuitton.com