
2026年3月16日(月)〜21日(土)の会期で開催した「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」。JFWO設立20周年を迎え「世界の継ぎ目となれ」というテーマを掲げる今季では、全33ブランドによる新たな20年への一歩を刻むクリエイションが披露されました。
装苑ONLINEでは、東京のファッションシーンを牽引する実力派から、今季デビューする注目のニューカマーまで、個々の美学が放たれる最新のコレクションを、独自の視点でお届け!
Rakuten Fashion Week TOKYO 2026-27 A/Wにおいて、最も大きな注目を集めたトピックの一つが、agnès b.(アニエスベー)。楽天による支援プロジェクト「by R」を通じ、東京では約10年ぶりとなる待望のランウェイショーが実現した。舞台に選ばれたのは、日仏の交流を象徴する広尾のフランス大使公邸だ。


ブランド創設50周年という節目を越え、デザイナーのアニエスべーが提示したのは、トレンドに左右されない「姿勢(アティチュード)」としての美学であった。ショーの幕開けを飾ったのは、ダンサーであり多様な表現者として活躍しているアオイヤマダ。アイコニックなボーダーとストライプをミックスしたカットソーを纏い、軽やかなダンスでランウェイに生命を吹き込んだ。




コレクションでは、ブランドのDNAであるカーディガンプレッションや、ワークウェアのディテールを現代的に解釈したルックが次々と登場。
一方で、アニエス自身が撮影した写真をプリントしたドレスやシャツ、50~60年代のシネマを彷彿とさせるエレガントなセットアップに、あえてラフなヘアメイクや多色使いのレザー小物を合わせるなど、パリジャンらしい肩の力の抜けたエレガンスが随所に光った。


「新しい世代と出会い、想いを伝えたい」というアニエスの言葉通り、会場には窪塚洋介や山本美月といった豪華な顔ぶれとともに、次世代を担う若きクリエイターたちの姿も多く見られた。 それは単なる回顧録ではない。過去のアーカイブに敬意を払いながら、今の空気を取り入れ、アップデートし続ける。agnès b.が紡いできた50年の物語は、これからも自由とファッションとカルチャーを愛する人々の日常を、鮮やかに彩り続けるだろう。














































Coding : Akari Iwanami
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agnès b.





