3月2日から10日まで2026-’27年秋冬パリ・ファッションウィークが開催され、公式カレンダーの約100ブランドが新作を発表。必見コレクションやトピックスをご紹介します。

ジュリアン・クロスナー(Julian klausner)によるドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)は、パリ17区にあるリセ(高校)でショーを開催。1月に発表したメンズの流れを汲むかのようなスクールユニフォーム風シルエットが多数登場しました。
コレクションは高校時代の記憶を起点に、思春期から大人へと移り変わる時期の揺らぎや自己の形成をテーマにしています。

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「アイデンティティが定着する前の、変化する繊細な時代は一瞬で過ぎ去ってしまう。まるでピクセル化された写真のように、終わりのない疑問に満ちたあの時間から遠ざかるほど、その記憶はより鮮明になっていくのです」とクロスナー。
ベースとなったのは、ダッフルコート、紋章入りブレザー、スタジャン、デニムのピースなど、若者に馴染みのある定番アイテムですが、随所に豪華な刺繍が施されています。ネクタイがスタイリングの要となり、肩から斜めがけしたポシェットのようなジュエリーも印象的です。

また、ひときわ目を引いたのは、1680年代のフランドル絵画のモチーフ。果物や花の静物画がプリントに用いられ、一部はピクセル化により抽象的なイメージに展開されました。異なるスケールや表現の花柄が重なり合い、さらにはプリントに見える刺繍、刺繍に見えるプリントといった凝った技法も取り入れられています。

艶やかなジャカードの生地とニットの組み合わせもあり、フラワーモチーフが隠されたプリーツドレスは、動くたびにドラマティックな表情を見せていました。

全体を通して、エスニカルな雰囲気のネックレスやイヤリングが黄金色の輝きを添え、装飾的な素材が衣服に物語性を与えています。
全ルックを一挙公開します!































































Photos : GoRunway
Courtesy of Dries Van Noten
Text:B.P.B. Paris