• HOME
  • CULTURE
  • FOOD
  • 2人で食べる、いちごのショートケーキのレシピ

2人で食べる、いちごのショートケーキのレシピ

 ケーキといえば、いちごのショートケーキという人は多いはず。昭和の子である自分(さらにめちゃ田舎)にとっても、ケーキ屋さんと言っても今ほどのバリエーションはなく、ケーキといえばいちごがのったショートケーキのことでした。

 時間が経ち、自分でスイーツを作るようになってみると、思いの外、少ない材料でできるのだな、と。ぜひクリスマスと言わず、何かのアニバーサリーの時に挑戦してみて欲しいスイーツです。

 本格的なカスタードクリームを挟んで3段にしたいところですが、簡単にできることを第一にしたので今回は省いています。生クリームも、プロや達人はサンド用、ナッペ用、マスク用、絞り用と一つのボウルの中で硬さを変えて立てるようですが、正直難しいので硬さは同じでできるようなデコレーションにしました。というよりも、自分が生クリームの調整が下手な訳で…。かなりの手抜きレシピですがお許しください。

 今回のポイントは、お砂糖の種類です。お菓子作りではグラニュー糖が多く使われますが、今回の生地には上白糖を使っています。とかくミネラルがないとかぶつぶつと悪く言われがちですが、保水性が高いのと少量でもスイーツらしい甘さを感じられるのが特徴です。グラニュー糖とはちみつを組み合わせてしっとりさせることもできますが、他の材料と混ざりやすくするためにはちみつを湯せんにかける必要があるなど一手間多くなってしまうので、上白糖にご登場いただいたという次第。

 サイズも2人用で、食べきれるようにしました(少し多いけど…)。少ない材料と少ない工程でおいしく、おいしいうちに。そして、できるだけボロが出ないように(笑)というレシピです。

材料(12㎝径の底が取れるタイプのパウンド型)

生地
■卵黄 2個分、卵白 1.5個分
■上白糖 40g
■薄力粉 40g
■バター 5g
■牛乳 8g

シロップ
■水 大さじ2
■グラニュー糖 大さじ1
■キルシュ 大さじ1

仕上げ
■生クリーム 100ml
■グラニュー糖 5g
■いちご 適量

下準備
■パウンド型にオーブンシートを敷き込んでおく
■卵は常温に戻しておく
■薄力粉はふるっておく
■オーブンを160℃に予熱する

作り方

1.ボウルに分量の卵を入れ、丸く混ぜたら、上白糖を入れる。

2.ボウルを湯せんにかけ、上白糖を溶かし切るイメージでかき混ぜ、カサが増したら、湯せんから外す。
湯せんはぬるま湯で行ってください。

3.ハンドミキサーの高速で泡だてていく。たらして、筋が残るようになったら(約5分)、低速にして艶が出るまで2〜3分ほど泡だてる。
低速で混ぜるのは、気泡のきめを整える目的もあります。

4.小さなボウルに牛乳とバターを入れ、湯せんにかけておく。

5.ふるった薄力粉を加え、粉が見えなくなるまでゴムベラですくい混ぜる。
気泡がつぶれないように。ゴムベラはボウルの底に差し込み、すくい上げるようにして混ぜてください。

6.牛乳とバターが入ったボウルに、5を少し入れてかき混ぜ、なじませる。

7.6を5にゴムベラに伝わせながら入れたら、全体的に混ぜる。

8.オーブンシートを敷いたパウンド型に、7を流し込み、型の底を手の平に軽く打ちつけ、空気を抜く。

9.160℃のオーブンで20〜25分ほど焼く。
上白糖は焦げやすい特性もあります。焼き色を確認し、焦げそうになっていたらアルミホイルなどをかけてください。

10.焼きあがったら、型から外し、オーブンシートをつけたまま逆さにして、網の上で冷ます。

11.シロップの材料のうち、水とグラニュー糖を小鍋に入れて火にかける。グラニュー糖が溶けたら火を止め、冷めたらキルシュを入れておく。

12.しっかりと生地が冷めたら、オーブンシートをはがし、上面の焼き色の部分をカット。残りを、横に2枚に切り分ける。

13.生クリームにグラニュー糖を加え、やや硬めの7〜8分立てにする。
生クリームを立てるときは、必ず氷にあてながら行ってください。
泡立て器ですくい上げた時にツノがピンと立つくらいが7〜8分立ての目安です。

14.2枚の生地の両面にシロップをたっぷり塗る。

15.底面の生地を回転台に起き、生クリーム(適量)をのせ、大まかに広げる。

16.好みの厚さにカットしたいちごをのせ、さらに生クリーム(適量)をのせて広げる。
最後にカットする際、いちごがナイフにくっついてきてしまうことがあります。きれいな三角形の角を作るため、いちごは中央にはのせないことをおすすめします。

17.残りの生地をかぶせたら、パレットナイフを使いながら、全体に生クリームを塗る。

18.仕上げの生クリームを塗る。まずは生クリームを上面に多めに乗せ、広げていき、余りは側面にかけるイメージで。その後、回転させつつ、側面の下から上へとパレットナイフを動かす動作を繰り返して生クリームを塗り重ねていく。
生クリームを平らに塗るのは、初心者ではかなり難しいため(自分含)、平らにすることは目指していません。

19.上面に、いちごを飾ったら出来上がりです!

スイーツ製作 アンゴーティ
Instagram:@anngoatie

合わせてチェック!
フォンダンショコラ”サオトォボ”のレシピはこちら
ケークシトロンのレシピはこちら
ベイクドチーズケーキのレシピはこちら
濃厚杏仁豆腐のレシピはこちら
ミントミルクティグラニテのレシピはこちら
人面クッキーのレシピはこちら