記憶に残る赤いジャケット
今回のコンサートでは、関西の先輩関ジャニ∞やなにわ男子はもちろんだが、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、SixTONES、Snow Manなど様々な先輩グループの様々なタイプの楽曲に次々とチャレンジ。楽曲のオリジナリティーを大切にしながらも、それをAぇ！groupらしくパフォーマンス。その間の、衣装を細やかにチェンジすることで、楽曲の世界観をクリエイトしたりシーンを転換するような演出的役割をしっかりと担っていた。特に印象に残ったのは、小島さん、福本さん、佐野さんによる「君の彼氏になりたい。」でのクールでロックな全身黒のスタイルから、ジャケットを煌めく赤に変えてメンバー6人で登場した瞬間、そこに生まれた強烈なインパクトと高揚感が。その勢いのまま2曲を続けた。その後、ステージに一人残った小島さんがキーボードに歩みを進めながらその赤いジャケットをはらりと脱ぎ、白いシャツジャケットを羽織ることでステージ上の世界はムードを一変させた。先輩たちの楽曲を自分たちらしい表現で見せるその姿には、これからのAぇ！groupが、グループの個性という色をどのように重ねて、どんな色彩を描いていくのだろうと、未来を期待せずにはいられない。
続く後半では、昨年12月に開催された『西からAぇ！風吹いてます！ ～おてんと様も見てくれてますねんLIVE2022～』でもその雄姿を見せてくれていた、青のグラーデションとゴールドのコントラストが凛々しくも華やかな姿に。ナポレオンジャケットには、動きと共に揺れるフリンジやタッセルで装飾されている一着。その衣装をまとったAぇ！groupは、ステージを制すエンターテイナーとして堂々たる様相だ。
Aぇ！groupのエネルギーが解き放たれ、すべてが一つになるその瞬間
そして終盤は、待ってました！とばかりに、Aぇ！groupのバンド演奏で会場は熱くヒートアップ。それぞれにバンドT、チェックネルシャツ、ダメージパーカ、フリンジつきのブルゾンなどロックなアイテムに身を包み、バンドマンの装いへと変身。楽器をプレイし、歌い、走り、飛ぶ！メンバーたちの最高に楽しそうな表情と明るく突き抜けるようなエネルギーがほとばしる。『PRIDE』でボトルテージは最高潮に達し、会場はまさにひとつになり、その瞬間を共にしたすべての人たちがハッピーに満たされた。
Aぇ！groupのポジティブなエネルギーが、これからもたくさんのパワーと笑顔を与えてくれるだろう。
photographs：Norifumi Fukuda（B.P.B.）
Aぇ！group
ISLAND TV：https://j-island.net/s/jitv/groups/13
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