堂本光一が、最新アルバム『RAISE』を引っ提げて開催していた4年ぶりのツアー「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 ―RAISE―」が、大盛況のうちに11月6日(木)に大阪城ホールでツアーファイナルを迎えた。今ツアーは10月4日(土)のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)Aホール公演からスタートし、全国4都市全11公演で13万6千人を動員した。
気持ちを高める、盛り上げる、励ますなどの意を持つ言葉でもある『RAISE』。そこに掲げられたテーマは「A new step forward(新たな一歩)」。『RAISE』を軸にしながらも、前回のツアー「KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL」は、コロナ禍の影響で制限も多くあったため、「PLAYFUL」の世界を再現するコーナーも織り込まれている。今回は満を持しての完全開放ツアー!“堂本光一の世界観”がいかに描き出されたのか。ここでは、10月11日に開催された横浜アリーナ公演を、衣装の視点から振り返ります。
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「A new step forward(新たな一歩)」の幕開けは“ここからがスタート”の思いを映す純白衣装

“ここからがスタートなんだ、ここから幕があがっていくんだよ”という思いが詰まっている『RAISE』のリード曲でもある「The begging of the world」からスタートだ。同曲のMVの世界観を引き継ぐ壮大な雰囲気のなか、体をすっぽりとマントに包み、フードを深くかぶった堂本がセンターステージに登場。そのまま花道をメインステージへと歩みを進めると、ひらりとそのマントを脱ぎすてて、純白の衣装をまとった神々しくも妖艶な姿を現すと、観る者は一瞬にして『RAISE』の世界へと引き込まれた。
純白のドレスコートは、スタンドカラーに立体感のあるフランジショルダーでシャープなラインをディテールに描きながらも、なめらかでつややかな質感の素材でその美しさと調和するように優雅なムードを携える。その純白にきらめきを与える前身ごろを飾るゴールドチェーンが繊細に揺れている。
途中、そのドレスコートを脱ぐと、素肌の上に着ていたベストが前面に。カマーベルトのようでもあり帯のような趣もあるウエストは、帯紐風の細いゴールドでマーク。ボリュームのあるワイドパンツとのメリハリあるエレガントなシルエットを披露した。開いた胸元の存在感たっぷりのジュエリーやビジューつきのグローブなどの小物でさりげなくきらめきもプラスされている。
ダンサー12名と生バンドを率いて、ライトとレーザーに彩られるステージで魅せるダンスパフォーマンスはまさに圧巻。『PLAYFUL』の世界を交え、「Wat To Dark」までの6曲を一気に歌い上げた。
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