• HOME
  • FASHION
  • NEWS
  • 『装苑』5月号の特集は「今と、これからのファッ...

『装苑』5月号の特集は
「今と、これからのファッションについて。」

2022.03.23

表紙(表)
写真:蜷川実花(LUCKY STAR)

『装苑』5月号の特集は
「今と、これからのファッションについて。」

いつの時代も世の中を映し続けてきた、ファッション。世間の流行ではなく、私たちひとりひとりの選択が未来に繋がる今、何を感じて、何を伝えるべきなのか。自己を肯定する着こなし、地球と寄り添うクリエイションへの賛同、デジタルの可能性など、その答えは人それぞれ。ファッションを通じ表現する演者や、デザインでメッセージを送るクリエイターに尋ねた、ファッションの今と、これからについて。

表紙は装苑初のWカバー!平手友梨奈さん×市川染五郎さん菅田将暉さんが登場!

黒島結菜さん髙橋ひかるさん詩羽さん(水曜日のカンパネラ)、あのさん長屋晴子さん(緑黄色社会)、河合優実さん近藤華さんらが注目のアイテムを身にまとう姿で登場するほか、

リンリンさん(BiSH)はヴィンテージのコーディネートを公開。装苑男子ファッションSPで堂本剛さん(ENDRECHERI)のセルフスタイリング&自分らしく生きることへのメッセージは必読!

特集以外では、蜷川実花と未来の女の子たちに今田美桜さんが、吉田ユニさんの連載ではUAさんが登場。
MFBBでは増田貴久さんが写真家と被写体の関係に迫る。

世界が一変し、世の中が再生への手だてを探す今。物作りや表現、あるいは大切な生活の一部であるファッションにも次代への兆しがあふれています。2022年春夏ファッションから、これからのファッションやクリエイティブを考える特集号は、平手友梨奈さんと市川染五郎さんによる「フルイディティ(流動性)」をテーマに、蜷川実花さんが撮り下ろしたストーリーからスタート。既成概念から解き放たれたファッションの喜びを表現する企画に続くのは、装苑初登場となる緑黄色社会の長屋晴子さんや近藤華さんらの着こなしで伝える、今季注目したい7つのKEYWORD。その他、永遠の憧れであるヴィンテージレースへの思い、サステイナブルに本質的な部分で向き合うクリエイターたちの活動、ファッションデザイナーに聞くデジタルが繋ぐファッションの重要性などなど、様々な視点で今とこれからのファッションを取り上げていきます。「装苑」が伝えたいのは、これからの時代とは、私たち自身の行動によって築き上げられるものであること、そして、ファッションが自分らしく生きるための、最も有効かつポジティブな表現手段であることです。自分の存在を、立場を、そして未来を肯定するために、ファッションは存在しています。

 今号はファッションテーマとはいえ、平手さんと染五郎さんによる表現することについて、堂本剛さんによる個性を表現したい人に向けた大切なメッセージなど、じっくり読んでほしいインタビューも多数。

 なお、この号では「装苑」86年の歴史で初のWカバーの試みを実施。もう一面のカバーと、そこからの企画を飾るのは菅田将暉さん。企画内容は、菅田将暉さんに今を凝縮したファッション撮影、書籍『着服史』の紹介、ファッションと表現の関わりや、ファッションの嗜好の過程を知られるインタビューと盛りだくさん。菅田さん側のカバーから8Pでお届け。ファッションが好きで、創造力を楽しみたいみなさんに楽しんでいただける企画満載でお届けします。

表紙(裏)
写真:小見山峻 

『装苑』2022年5月号(3月28日発売)
税込定価858円 文化出版局刊

写真:蜷川実花(LUCKY STAR)

平手友梨奈×市川染五郎 FLUIDITY in FASHION

圧倒的な表現力でオーディエンスを魅了するアーティスト・俳優である平手友梨奈さん。そして八代目市川染五郎として、歌舞伎はもちろんのこと、現代劇や声優としても活躍する市川染五郎さん。互いに尊敬し共鳴する二人を、なんと蜷川実花さんが撮り下ろし。 「フルイディティ(流動性)」をテーマに、蜷川さんの世界に染まった二人の幻想的な8ページのビジュアルで、 ボーダーや既成概念から解き放たれたファッションの喜びを表現しています。また、平手さん×染五郎さんの特別対談も2ページにわたり掲載。二人の共通点、コロナ禍における表現者としての率直な思い、夢、今感じている表現や創作のテーマなどをたっぷり語って頂きました。

写真:小見山峻

菅田将暉 Playing in Mixture
着ることを、表現として。

「装苑」86年の歴史で、今号が初のWカバーの試みです。その特別なもう一方のカバーと、巻頭企画を飾るのは菅田将暉さん。菅田さんが信頼するスタイリストの猪塚慶太さん、ヘアメイクのAZUMAさん、そして近年活躍が目覚ましいフォトグラファーの小見山峻さんというスタッフの布陣で、菅田さんの”今”を詰め込んだファッションページを制作。また、3月25日刊行の初のスタイルブック『着服史』(ワニブックス刊)から抜粋し、菅田さんのさまざまなシーンでのスタイリングを、そのポイントも含めてプレイバック。ロングインタビューでは、ファッションと表現、ファッションと最近のプライベートの関わり、着ることへの視点などをたっぷりお話いただきました。ファッションや表現、クリエイティブに携わる人には必読の内容に!

写真:岩本幸一郎(KiKi inc.)

Vintage Story
白いレースの思い出

流行りやトレンドにとらわれることなく、ヴィンテージスタイルはファッションヴィクティムたちに支持され続け、むしろ、若いファッション好きたちにとっては、新鮮さこそ感じられるスタイルなのです。特にレースアイテムは時を経た味わいや時代ならではの編み柄なども魅力のひとつでコレクターも少なくない。そんなヴィンテージレースのアイテムを主役にしたファッションビジュアルページを展開。総レースのブラウスやレース刺繍のドレスなど、幼いころから真っ白なレースに憧れた2人の少女を美しく、ノスタルジックなポートレート風ビジュアルで描いています。

写真:田中雅也(TRON)

7人の女の子が着る、春夏7つのキーワード。 

この春夏に注目したい7つのファッションキーワードを装苑編集部がピックアップ!自身の個性やスタイルをしっかりと持ち、ファッションが大好きな女の子7人にご登場いただき、その7つのキーワードを体現する服を着て表現して頂きました。ヘルシーなウエストをちらりと見せるクールなスタイルに挑戦してくれたのは、NHK連続テレビ小説の朝ドラの新ヒロインでもある黒島結菜さん。歌手、女優、モデルとマルチに活躍するあのさんはスポーティーなエッセンスをパンク&モードに着こなし、緑黄色社会の長屋晴子さんは今季注目の大胆なパターンを贅沢に魅せてくれます!女優やミュージシャンとジャンルの枠を超え、感性豊かな彼女たちが着こなす最新のファッションページに注目!
(以下ページ順、敬称略)
黒島結菜×ウエストヌード/髙橋ひかる×ニューバランスなボリューム/詩羽(水曜日のカンパネラ)×マイクロミニ/あの×スポ―ティーエッセンス/長屋晴子(緑黄色社会)×大胆なパターン/河合優実×デニムのセットアップ/近藤華×パウダーカラー

写真:安田如水(文化出版局)

DON’T WASTE! ファッションの今を楽しむ

サステイナブルな意識が高まる社会の中で、“無駄にしない”という考え方を軸に、アップサイクルやヴィンテージ、リメイクなどを楽しむクリエイターに注目します。シートベルトやエアバッグをファッションにアップサイクルする「WAySTEaD」、ヴィンテージからインスピレーションを受ける「シーロン」のデザイナー、Oyuiさん。「ディスカバード」のデザイナーが教えてくれる、簡単なリメイクアイテムのハウトゥー企画や、BiSHのリンリンさんが、お気に入りのショップでコーディネートを着こなし、仲間とヴィンテージ愛を語ります!さらに、移動販売でヴィンテージを扱う「BÉBÉ」、アンティークパーツを扱う「ルールロジェット」の紹介も。ファッションを楽しみながら社会のためにできること、そのヒントがたくさん詰まっています!

写真:稲垣雄治(W)

装苑男子vol.44  ファッションSP 
堂本剛 ENDRECHERI

今号の装苑男子は、特集内でファッションスペシャルとして8ページの拡大版でお届けします。お迎えしたのは、日本のアイドルと個性の関係に革新を起こしてきた堂本剛さん。何にもとらわれることなく好きな服を自分らしく着続けてきた堂本剛さんに、ご自身を投影するファッションキーワード「柄オン柄」「レディースミックス」「ベレー帽」「ワイドパンツ」を挙げてスタイリングしていただき、撮影を敢行。さらに、エンターテイメントの世界で25年以上に渡り、“個”の自由と不自由に真摯に向き合ってきた堂本さんが、その想いをすべて注いでいるのが「今までの決めつけを終わらせ、新しいありのままの自分へ生まれ変わろう」をテーマにスタートしたプロジェクトENDRECHERI(エンドリケリー)。素直な自分を生きるための創造に思いを注ぐ堂本さんに、ファッションで、そして“個”で表現するということについてたっぷりとお話をお伺いしました。 自分自身の表現の仕方について悩んでいる人には、ぜひ読んでほしい、素敵なメッセージは必読です。

ファッションデザインの未来
森永邦彦(アンリアレイジ)/長見佳祐(ハトラ)/中里唯馬(ユイマナカザト)

手作業の魅力や服作りの伝統的な技術と並行しながら、デジタルやテクノロジーの進化を生かした展開も目立ち始めてきているファッション界。制作や発信のための技術やテクニック、オリジナルを生み出すテクノロジーなど、ファッションデザイナーたちは人員や効率化を図るというより、手法が増えたことで可能性の拡張を試みて、新たな世界を広げていっているというのがふさわしい。このような技術を駆使する3名のデザイナーたちに、自身のブランドでのデジタル技術について、ファッションの変化などについて聞いてみました。

写真:安田如水(文化出版局)

Creation from ONE SENTENCE 
輝いているのは、わたし。

装苑モデルのモトーラ世理奈さんを起用した、連載ファッション企画「Creation from ONE SENTENCE」では、毎号、ワンセンテンスの言葉から発想した、ちょっと変わったファッションストーリーがユニークです。2022年春夏シーズンが本格始動する今号では、ファッション特集にちなんだワンセンテンスをチョイス。今季、見逃せないトレンドワード”シャイン”をテーマに、CHANEL、LOUIS VUITTON、FENDI、LOEWE、VALENTINO、DOLCE&GABBANAの新作が放つ、つやつや、キラキラ、しっとりと輝く様々な素材の服にフォーカスしました。どんな素材の服を着て、どんな風に輝くわたしになるのか、ぜひ、ブランドのラインナップとともにファッションの喜びを感じてみてください。

写真:土屋 純(文化出版局)

ファッションラバーに聞く、今このブランドに夢中!

様々なジャンルで活躍する20名のファッションラバーに、今、注目しているファッションブランドをご紹介いただきました。新進気鋭のブランドから改めて注目したいブランドまで様々。最新コレクションの中で特に気になるアイテムやルックなどを挙げていただきながら、そのブランドの魅力について、じっくり語っていただいています。さらに、羊文学の塩塚モエカさんや、ZONBIE-CHANGのメイリンさんなど数名には、実際に今注目のブランドのお気に入りアイテムを着用していただき撮り下ろしも。どんなブランドが登場するのかぜひご注目ください!
(以下ページ順、敬称略)
塩塚モエカ/菅沼 愛/Matty/益子杏子/Remi Takenouchi/稲垣友斗/東 咲月/TIARA/モトーラ世理奈/水川望美/SUMIRE/市野沢祐大/樋口麻里江/うめ/吹上 恵/Ai Takahashi/相川茉穂/長尾悠美/メイリン/西原幸子

MFBB vol.24  PHOTO SESSION 
増田貴久(NEWS)×  岩本幸一郎(写真家)

NEWS増田貴久さんの連載「MFBB」。今回のテーマはフォトセッション。フィルム撮影を用いて現像やプリントの過程で実験的な試みにトライし、アーティスティックな写真表現で今注目されている写真家・岩本幸一郎さんをお迎えしました。ファインダー越しに対峙する写真家と被写体。互いだけが分かりえるものから生まれた特別な写真。写真の中にある「光と影」のなかで、増田さんの<存在>がどう浮かび上がり、あなたの目にはどう映るのだろうか?と問いかけるような作品に。あなた自身が誌面でその写真と向き合ってみてほしい。対談では、増田さんはアイドルという像、岩本さんは写真という表現を通して、フィールドこそ異なるものの、それぞれが考えてきた<存在><認識><虚像>について語り合う。意気投合したお二人の、他では聞けない深いお話しもどうぞお楽しみに!

写真:間仲 宇

PLAY A SENSATION  
吉田ユニ×UA

アートディレクター、吉田ユニさんの連載「PLAY A SENSATION」。45回目となる今回は、アーティストのUAさん!現在、移住先のカナダと日本を行き来していますが、アーティスト活動27周年を迎え、今年の1月に開催されたライブを皮切りに『UA 25th→→→30th』のアニバーサリー活動を開始!今年はライブや楽曲リリースなど、国内でも様々なUAさんに出会えることでしょう。音楽家としてのカリスマ性や存在感はもちろんのこと、フォトジェニックな強いまなざしやファッション感度の高さも大きな魅力。そんなUAさんには、ユーモアあふれるエッジのきいたネイルアートを楽しんでもらいました。

写真:蜷川実花(LUCKY STAR)

One Thousand and One Nights
蜷川実花と未来の女の子たち
第十夜 今田美桜

蜷川実花さんの好評連載10回目は、俳優の今田美桜さん。4月13日(水)スタートのテレビドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系、水曜22時~)では初主演を務めるなど、今、大きな勢いに乗る今田さんが、モード界に影響を与えたルル・ドゥ・ラ・ファレーズに扮しました!ルル風のモードなスタイリング、ヘアメイクと蜷川さんならではの華やかな世界観で撮影。今田さん×蜷川さんの初タッグとなりました。

第96回装苑賞 2次審査審査員講評

先が見通せないコロナ禍では、学びや暮らしも思うようにいかない日々が続いています。ですが、デザイナーの卵たちのクリエイションの火は、決して消えることはありません! 今年で96回目を迎える「装苑賞」の候補者全32組が、今の社会に抱いている不安や不満、もしくは一縷の希望をファッションの力に変え、クオリティの高い、自由で意欲的な作品を作り上げてくれました。
リモートで行われた、現役デザイナーである審査員と候補者との、一対一の真剣勝負も必読です。ぜひ作品のすばらしさとともに、将来のデザイナーの誕生のきっかけとなる「装苑賞」を、共に体感してください。きっとクリエイターだけではなく、様々な人たちの心に響く言葉が見つかるはずです。

「ファッションの今と、これからについて。」

♦︎ FLUIDITY in FASHION
 平手友梨奈 × 市川染五郎 
♦︎平手友梨奈 × 市川染五郎 対談
 自分らしさにとらわれる過去から、その時々の自分を構築していく今へ
♦︎7人の女の子が着る、春夏7つのキーワード。
   黒島結菜/髙橋ひかる/詩羽/あの/長屋晴子/河合優実/近藤 華
♦︎Vintage Story  白いレースの思い出
♦︎DON’T WASTE! ファッションの今を楽しむ
    WAySTEaD/SIIILON/DISCOVERED/リンリン(BiSH) × 山田輝正/BÉBÉ/leur logette
♦︎ 装苑男子 FASHION SPECIAL 堂本 剛(ENDRECHERI)
♦︎ファッションデザインの未来
     森永邦彦(アンリアレイジ)/長見佳祐(ハトラ)/中里唯馬(ユイマナカザト)
♦︎Creation from ONE SENTENCE
♦︎ファッションラバーに聞く、今このブランドに夢中!
    塩塚モエカ/菅沼 愛/Matty/益子杏子/Remi Takenouchi/稲垣友斗/東 咲月/TIARA/モトーラ世理奈/水川望美/SUMIRE/市野沢祐大/樋口麻里江/うめ/吹上 恵/Ai Takahashi/相川茉穂/長尾悠美/メイリン/西原幸子

♦︎第96回装苑賞 2次審査 審査員講評
♦︎菅田将暉 着ることを、表現として。

FEATURES
♦︎YUICHI TACHIYAMA HELLO! Miss Daikoku
♦︎feature mode ミュウミュウ
♦︎伝統に今という光を注ぐ 私が選ぶドクターマーチン
 磯村勇斗/見上 愛
♦︎第22回YKKファスニングアワード募集スタート
♦︎装苑 presents アクセサリー蚤の市
♦︎モトーラ世理奈がまとう SEA SALTの服づくり

REGULARS
♦︎CATCH UP SOON in TOKYO
♦︎PLAY A SENSATION  vol.45 UA
♦︎One Thousand and One Nights 蜷川実花と未来の女の子たち 第十夜 今田美桜
♦︎MFBB vol.24 PHOTO SESSION 増田貴久(NEWS) × 岩本幸一郎(写真家)
♦︎このブランドの製図が見たい!  vol.43 ベースマーク
♦︎装苑賞に挑んだデザイナーたち  vol.63 ラロパイブン・プワデト
♦︎NEWCOMER 期待のクリエイターたち
♦︎ヴィヴィアン・ウエストウッドからのメッセージ vol.58
♦︎杉咲 花の言葉と写真 蜜の音  vol.40 「温度」

SO-EN JAM
♦︎GIRL これからの、女の子  vol.47 野内まる
♦︎シネマ・コラージュ 最終回 『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』
♦︎BOOK 本好きの本棚  vol.24 戸田真琴(セクシー女優、文筆家、映画監督)
♦︎COLUMN
 塩塚モエカ ここだけはエデン/小林裕翔 記憶の中の美術館/枝 優花 主人公になれないわたしたちへ/Oliveの手仕事/福田里香のフード+1
♦︎今号の装苑的SUSTAINABLE information
♦︎STUDENT JOURNAL  vol.58

※『装苑』5月号は、3月28日(月)発売です。全国書店にてお求めください。
もし店頭にない場合は、書店店舗にて直接ご注文いただくか、下記オンライン書店などをご利用ください。

※本サイトの掲載画像を許可無く、複製、配布、貸与、変造するなど、第三者の利用に供することを禁止します。