
男女ともに美しく映え
高揚を与える服作りを

『装苑』2025年12月号 掲載
ミリタリーアイテムやテーラードなどのメンズ服をビビッドに仕上げ独自の世界観を描く、オムナのデザイナー。2025-’26 年秋冬コレクションでは、自身が一年で最も好きだというクリスマスイブのワクワクを表現した。

2025-’26年秋冬コレクション、テーマは「最高の日の前日」
’60年代に流行したリーのデニムジャケットを再構築したもの。ブランドのシグネチャーであるねじりのパターンを加え、着用した際に独特なフォルムを描く。ジャケット¥143,000

アトリエのムードボード。
「映画『ブロークバック・マウンテン』の物語と、クリスマス前の高揚感を重ね合わせ、カウボーイアイテムにおもちゃのような装飾を施しました。全体をライトなカラー基調でまとめ、星のスタッズがついたデニムジャケットやフリルつきテーラードジャケットとパンツなど、硬派なメンズ服をポップに仕上げています。このずれた表現や違和感が生む自由さこそがオムナらしさです。幼い頃から可愛らしいものが好きな僕だからこそできるデザインや、大きくねじれたシグネチャーパターンもその一部です。古着のミリタリー服をトルソーの上でリメイクしながら、立体的にパターンを考えることで、着用時に美しいゆがみを生み出しています。いびつな服を自分らしくカッコよく着こなす個性を肯定してもらえたら嬉しいです」


ボーンを使ったユニークなアイテムを展開、着こなしは無限
5年間パリで過ごしたデザイナーが感じたカテゴライズしない喜びを表現したコレクション。前立てにボーンを仕込み、形状記憶できるように制作したユニークなアイテム。シャツ ¥57,200、ワンピース¥41,800
総合小売業でバイヤーを経て、メンズの購入傾向や女性の購買心理をつかんだことと、ニナ リッチやボッターの海外メゾンで培った技術や経験が彼のジェンダーを感じさせない服作りにより生かされている。

シャツの制作過程

パンツの制作過程

’60年代のウエスタンジャケットをベースにしたセットアップ。パンツのウエストから飛び出るようにフリルを施し、ワクワクがあふれ出す気持ちを表現。ジャケット¥192,500、パンツ¥96,800

ブランドプロフィール

加藤大地●大学卒業後、総合小売業でのバイヤーを経て、エスモードジャポン東京校に入学。在学中に第45回神戸ファッションコンテスト特選を受賞し、パリへ留学。ボッターやニナ リッチなどの海外ブランドで経験を重ね、帰国後にオムナを設立。 @hommena_official
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EUCHRONIA/ ユークロニア デザイナー



文化服装学院卒業の宮崎さんと佐藤さんによって立ち上げられたブランド。おのおのアパレル企業のデザイナーとして勤務した後、共にイギリスへ留学。2023年4月にユークロニアをスタートさせた。 Instagram:@euchronia_official