幻想的な演出で輝く
ラベンダーブルーの衣装

MCでは居酒屋風のセットでおともだち(※ファンネーム)と乾杯し、ライブは後半戦へ。
水中を思わせる映像が投影された銀幕からメンバーが姿を表すと、統一感のある衣装にチェンジ。手の上でミラーボールやライトを自在に操り、「Jellyfish」の世界を幻想的に描き出した。素肌の上に羽織ったジャケットは、上部にボタニカル模様の刺繍、下部はスパンコールがあしらわれ、繊細な輝きを放つ。ライン入りの白いパンツを組み合わせ、上品さの中にもスポーティなエッセンスを感じさせた。
続いて、メンバーがほかのメンバーのステージをプロデュースしあうソロコーナーへ。辰巳雄大は、和の衣装で和傘や扇子を巧みに扱い、妖艶な雰囲気を醸し出した。越岡裕貴は、タンクトップにブルーのシャツ、黒のパンツと、まるで私服のようなカジュアルな装い。松崎祐介は、逆立てた髪にサングラスを身に着け、オレンジのペイントが施されたレザージャケットをまとうパンクロック全開なスタイル。福田悠太は、「ウマシカ王国の王子」、「タツパン三世」、「SDG-2」ロボットという、個性的なオリジナルキャラクターを融合させたトンチキ衣装でパフォーマンスし、会場を沸かせた。
振付師であり、長年交流のある先輩・屋良朝幸が振付を手がけた、嵐「P・A・R・A・D・O・X」のカバーでは、キレのあるダンスで魅了。身にまとっていたのは、動くたびに照明を受けて輝く全身スパンコールで飾られたブルーのセットアップ。一見そろいの衣装に見えるが、ボタンやフリンジのあしらいにも違いがあり、ジャケットのシルエットやインナー、ネクタイなどでそれぞれの個性を表現した。そのまま流れるようにメドレーを披露し、今回のライブのために作られた新曲『星屑の詩-ウタ-』でフィナーレを飾った。

アンコールでは、辰巳が「自分たちの歩んできた道が、間違いないなって思えるのがライブです。みんなの笑顔を見ているとふぉ〜ゆ〜、諦めないで良かったって本当に思います」と改めて感謝の気持ちを伝えた。
来年は、グループ結成15周年のアニバーサリーイヤー。15という数字にちなんで、松崎「イチゴの着ぐるみを着るのはどう?」、福田「これからもふぉ〜ゆ~らしく楽しんで、“イチゴちゃん”をみんなで迎えましょうよ」と来年への期待を胸に、感謝とユーモアに包まれたステージが幕を閉じた。
photographs: Norifumi Fukuda(B.P.B.)
ふぉ~ゆ~
公式サイト:https://starto.jp/s/p/artist/39
YouTube:@4U_YouTube
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