【アズディン・アライア財団の展示】

アズディン・アライア(以下、アライア)による2017年秋冬オートクチュール のドレス(左2点)と、クリスチャン・ディオール(以下、ディオール)による1953年春夏オートクチュールのドレス。

アライアによる2006年春夏プレタポルテのドレス(左)と、ディオールによる1956年春夏オートクチュールのドレス。


写真左:左はディオールによる1951年秋冬オートクチュールのドレス。チュールにリーフ模様のシャンティイレースが重なる。右はアライアによる2016年秋冬オートクチュールのドレス。同じくリーフ模様のレースが使われているが、ラッカー加工が施されている。右:ディオール「ブティック」ラインのドレス(1948年頃)。「ブティック」ラインは、メインコレクションの一部ルックを再構成したもので、“プレタポルテ”という概念が確立する以前に、その始まりを示した存在だといえる。


水玉シリーズ。写真左:アライアによる2006年春夏オートクチュールのドレス。右:アライアによる2013年秋冬プレタポルテのドレス(左)と、ディオールによる1954年秋冬オートクチュールのドレス。

マリンブルーのダブルジャケットの対比。中央はディオール1950年春夏、両サイドはアライア1986年秋冬より。

2階の展示室では、円窓から生前のアライアのアトリエを覗くことができる。

エレベーターのドアには、パリに来たばかりの頃のムッシュ アライアの姿が。
●ラ ギャラリー ディオール
「AZZEDINE ALAÏA’S DIOR COLLECTION」
2026年5月3日まで。
11 rue François-Ier 75008 Paris, France
公式サイト(日本語あり)で要予約。
●アズディン・アライア財団
「Azzedine Alaïa and Christian Dior, two masters of haute couture」
2026年5月24日まで。
18 Rue de la Verrerie 75004 Paris, France
公式サイト
Photographs : Chieko Hama(濱 千恵子)
Text:B.P.B. Paris