yusho kobayashi(ユウショウコバヤシ)2026-’27年秋冬コレクション-
ギリシア神話『オルフェウス』に想を得て、
全て手で紡いだパステルカラーの物語

2026年3月16日(月)〜21日(土)の会期で開催した「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」。JFWO設立20周年を迎え「世界の継ぎ目となれ」というテーマを掲げる今季では、全33ブランドによる新たな20年への一歩を刻むクリエイションが披露されました。
装苑ONLINEでは、東京のファッションシーンを牽引する実力派から、今季デビューする注目のニューカマーまで、個々の美学が放たれる最新のコレクションを、独自の視点でお届け!


デビュー以来、独立した場所で過去14シーズン発表してきたyushokobayashiは、2025年9月、TOKYO FASHION AWARD 2026を受賞し、公式スケジュールに初参加となった。今シーズンのタイトルは、虚無感や喪失感を表す「Void」。古代ギリシア神話の『オルフェウス』をインスピレーション源に展開された。

ブランドのシグネチャーでもある、手の温もりを感じさせるパッチワークやニットに、刺繍やレース、リボン、フラワーモチーフなどを多彩に展開。カラーパレットは、色落ちしたようなパステルカラーで、現実よりトーンの落ちた、記憶の中の色をイメージした。
また、ニットのヘッドピース、アームカバーやソックス、シューズ、バッグまで、小物類もオリジナルの個性が光り、スタイリングを引き立てる。

ファーストルックのピンクのフェルト帽や、頭を覆うような大きなリボンのヘッドピースはKIJIMA TAKAYUKIと、またトップスのイラストは韓国で活動するイラストレーターのLee Haesunとのコラボレーションが実現。

また新たな挑戦としては、布と布の間の接着芯を用いた、紙のようなハードな素材を使用。得意のペイントを施した唯一無二のアイテムは、ニットなど柔らかな素材をメインとするブランドイメージとのギャップが印象的だ。

フィナーレでは、死後の世界を象徴するような、様々な生地を組み合わせた薄いピンク色のガウンをモデルたちがまとい、力の入った感動的な物語をしめくくった。

yushokobayashi

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yusho kobayashi/デザイナー 小林 裕翔

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