

クリスマスは、もうすぐそこ。
この連載では、クリスマスまでの日々を小さなワクワクで満たす記事を、ひとつずつお届けします。
アドベントカレンダーの扉をそっと開くようにのぞけば、
知らなかった物語や、遠い国の文化、とっておきのスポットに出会えるはず。
今回は、「南半球のクリスマス」のお話です。

クリスマスは冬の行事、と思っていませんか?
実はそのイメージは世界共通ではありません。赤道を挟んだ日本の反対側、南半球では12月は夏真っ只中。地球の向こう側では、毎年半袖で「メリークリスマス!」のあいさつが交わされているのです。

オーストラリアやニュージーランド、南アフリカなどの国々では、クリスマス当日にビーチでバーベキューをする家庭が珍しくありません。サンタ帽をかぶった人々が海に入ったり、サーフボードを抱えた「サーファー・サンタ」のモチーフもすっかり定番です。
また、南半球のいくつかの国では「Christmas in July」という文化が広がっていて、7月になるとあちこちでクリスマスマーケットやイベントが開催されています。12月とは別に、冬の7月にもクリスマスを楽しむ習慣があるんです。

輸入雑貨専門店「PAPEL」が取り扱う夏らしいオーナメント
日本でも、時々浮き輪を持った雪だるまや水着姿のサンタをモチーフにしたアイテム、夏らしいイラストのクリスマスカードを見かけることがあります。いつもと違うあたたかいクリスマスのかけらを探してみるのもいいかもしれません。
illustration:Chisaki(Instagram:@chsk_design)






