YUKI FUJISAWA（ユキ フジサワ）が、カリモク家具と協業。愛用されてきた家具に新たな生命を吹き込む展覧会「『ニューオールドカリモク』by YUKI FUJISAWA」を開催

photographs Hideaki Hamada

ヴィンテージアイテムに箔や染めを施し、新たな価値を創造するユキ フジサワ（YUKI FUJISAWA）がキュレーションする展覧会「『ニューオールドカリモク』by YUKI FUJISAWA」が開催される。本展では、長年愛用されてきたカリモク家具の古家具に、ユキ フジサワ、木彫作家のうまのはなむけ、イラストレーターの三宅瑠人、木工旋盤作家の市川岳人が手仕事で新たな価値を吹き込んだ一点ものの家具を展示・販売するほか、ギャラリーツアーやトークイベントも企画されている。会場音楽は青葉市子、会場構成はHYOTAが手がけた。

日本を代表する家具メーカーのカリモク家具が1970年代から’80年代にかけて製造していた家具は、ファンの間で「オールドカリモク」と呼ばれ、愛されてきた。今回は、その「オールドカリモク」へ、新たに丁寧な手仕事を加える試み。オリジナルの塗装を剥がしたビューローには、新たな塗装を施したうえで木工作家が手作業で作り上げた脚へ付け替えたり、籐の椅子には手染めのファブリックを施したり。「新品の状態に近づける」だけではないリペアの形を提示する本プロジェクトは「ニューオールドカリモク」と名付けられ、その制作過程は、写真家の濱田英明によって記録された。

会場では、ユキ フジサワとカリモク家具が昭和の型板ガラス「銀河」を用いて共同制作した宝箱「銀河の宝箱」（¥19,800）も販売。さらに、ユキ フジサワのものづくりを言葉と写真で記録した初の書籍『わたしを編む　つくる力を、手のうちに　YUKI FUJISAWA 制作日記』（¥4,950）も会場で先行販売される。

長年愛されてきたカリモク家具の古家具が、現代の作家たちによって新たな魅力を湛えた作品に生まれ変わる。手仕事でつながった両者の幸せな邂逅を、ぜひ目にして。

「『ニューオールドカリモク』by YUKI FUJISAWA」展
会期：3月29日（土）〜4月26日（土）
時間：12:00〜18:00　※日曜休み
会場：Karimoku Commons Tokyo 1F ギャラリースペース
 　　　東京都港区西麻布2-22-5
4月5日（土）、16日（水）には、ユキ フジサワによるギャラリーツアー（参加費無料、要予約）を開催。
4月5日（土）　 ①13:00 – 14:00　②16:00 – 17:00　お申し込み：https://tour-250405.peatix.com
4月16日 （水）①13:00 – 14:00　②16:00 – 17:00　お申し込み：https://tour-250416.peatix.com

関連トークイベント 藤澤ゆき×朝岡有葉（カリモク家具）×佐藤勝利（カリモク家具）「〜時を越える『魔法』をかける、世界にひとつだけの家具の制作秘話〜」
日時：4月19日（土）18:00〜19:00
会場：Karimoku Commons Tokyo 3F
参加費：無料　要予約
予約URL：https://talkevent-250419.peatix.com/