1月21日から6日間の日程で、2025-’26年秋冬パリ・メンズファッションウィークが開催され、約70ブランドが公式スケジュールで新作を発表。今シーズンの必見のショーや話題のトピックスをご紹介します。
今シーズン、ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)が焦点を当てたのは、フィルソン(FILSON)の古き良き作業服「マッキノー クルーザー ジャケット(MACKINAW CRUISER JACKET) 」です。
フィルソンは1897年にアメリカで創業したアウトドア・クロージング・メーカー。着目されたジャケットは、森林で働く人のために発案され、創業当時より生産されていたといいます。
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労働者目線で作られた特別なパターンやツールポケット、極寒に耐え得る極厚のバージンウールが特徴であり、それらのディテールをいかしつつコートにアレンジしたり、生地を縮絨させたりと様々な方法でデザインを発展。
デザイナーの渡辺淳弥さんは、毎回、様々なメーカーとコラボレーションしていますが、今回はコラボというより、長年ワーカーと一緒に歩んできたこのジャケットを“共有”したコレクションなのだそうです。
Photos : Courtesy of Junya Watanabe
Text:B.P.B. Paris