デザインやサイズを想像しながらサンプルを見たり触ったりして、どの生地が合うかを考える。気になるものは1メートルほどオーダーして全体的な見え方を確認する場合もある。一型で生地違いのアイテムを作ることもあるため、ひとつのコレクションで15種類くらいの生地を使うという。シーズンによってはオリジナルの生地を作ることも。
手描きしたパターンをデータ化し、そこにパターンだけでは分かりづらい裏側の仕様や、ボタンやポケットの位置、縫い順など細かな説明を加え、縫製仕様書を制作する。海外の工場に出す場合には、なるべく絵を見ただけで理解してもらえるように仕上げる必要があるという。
半澤慶樹さんコメント
今は千葉県の松戸を制作の拠点にローカルなものづくりをしつつ、もっとテクニックを勉強したいという気持ちが強くあります。また、最近は特にお客さまとの距離の近さを大切にしながら、新しい服作りに挑戦していきたいと思っています。昨年は1シーズン、コレクションを休んで、様々なものに触れ、知識を増やしていく中で発見できたことが多くあったので、そこでインプットしたものをこれからのコレクションで形にしていこうと考えているところです。
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