

ニューヨーク発のレッグウェアブランド「HOTSOX(ホットソックス)」を展開するレンフロ・ジャパン株式会社による産学連携プロジェクトが、今年もスタートする。過去3年間コラボレーションを共にした東京の文化服装学院ファッションプロモーションコースの学生たちに加え、今年は大阪のOIF(大阪文化服装学院)の学生たちも参加している。
アンバサダーとしてプロジェクトを盛り上げるのは、お笑いコンビ、9番街レトロの京極風斗さんと、エレガント人生の山井祥子さん。11月10日(月)に発表されたプロモーションバトルの記者発表の様子と、今年のラインナップをお届け!

11月10日(月)に開催された記者発表会で。photograph: Jun Tsuchiya (B.P.B.)
HOTSOXプロモーションバトルとは?
11月11日の「靴下の日」を皮切りに、約2ヶ月間にわたって文化服装学院ファッションプロモーションコースの学生と、OIFの有志学生が全19チームに分かれてオリジナルソックスのプロモーションバトルを行うプロジェクト。
「靴下をキャンバスに」というHOTSOXの理念に呼応して学生がデザインしたユニークな靴下は19種ラインナップしており、そのソックスを用いたKV(キービジュアル)作りやSNSプロモーションも学生たちが展開。最終的な販売数を競う。
今年のラインナップ
文化服装学院

【Blooming Beats】@hotsox_bloomingbeats
18世紀発祥のボタニカルアートをイメージした花々と、フランスの画家であるレオン・コルレームが描いた楽器を持つ女性の絵画から着想したデザイン。

【アルルの夜】@arurunoyoru_sox
南仏・アルルの街を舞台に、病に伏せた晩年のゴッホが目にしたというゆらめく草木やうねる星空をモチーフにした一足。

【POP XOX】@pop_xox_hotsox
アニメチックなデザインで古典と現代を表現し、レトロが好きな若者にアートへの関心を持ってもらいたいという想いが込められた。

【Little Miss Dolly】@little.missdolly_
多様化する現代のファッションを自由に楽しめるように、コーディネート次第で甘くも辛くも変化する着せ替え人形をイメージしている。

【Aqua Muse】@bunka_aquamuse
グラフィックデザイナーのアルフォンス・ミュシャの描いた「四つの花」の世界観をテーマに、水と花のモチーフを靴下に取り入れた。

【oh!my!SOX】@___oh_my_sox___
世界的名画から着想を得た、存在感のあるデザインが印象的なソックス。芸術性と遊び心が両立し、履く人の気分を高めてくれる。

【Secret Garden】@secretgarden.sox
ワンポイントで施された犬のモチーフが、日常に隠れたささいな驚きや喜びをイメージしている。

【berrys】@berrysox_
レトロなタッチで描かれたケーキと女の子が目を引くデザイン。散りばめられた苺とブルーベリーも特徴的。

【黎明の帆】@_dawn.and.yawn_
幕末から明治にかけて激動の時代を歩んだ日本をテーマに制作。
海、船、港のグラフィックが困難を乗り越える強いエネルギーを表現している。

文化服装学院でのキックオフミーティングの様子。HOTSOXについて、高橋良太社長からレクチャーを受ける学生たち。
OIF(大阪文化服装学院)

【あなたを待っている】@marcheer_
癒しの存在を表現したという女の子と犬のグラフィックが、未来へと踏み出すあなたの足元にそっと寄り添ってくれる。乙女心溢れる一足。

【sweet spring】@greedy._.oif
足元から始まる春のファンタジーをテーマに、咲き誇る花々とふわりと漂う苺を描きだした。履くたびに心が軽やかになるような感覚をもたらしてくれる。

【Wrapped in warmth】@blooming_angel._
「毎日をがんばるあなたへ」というメッセージが込められた、安らぎがテーマのデザイン。鮮やかな色彩がどんなコーデとも相性抜群だ。

【angel of love】@duality_sox
「愛の二面性」をコンセプトに、ポップとバロック、醜と美、狂気と正気など相反する要素をグラフィックに落とし込んだ。

【踊るように夢を纏う】@ballereve_hot_sox
美しさと強さをあわせ持つバレエの所作のように、夢を見続ける女の子をイメージ。儚げな世界観が物語性を演出している。

【魂が燃える迷彩】@sentiment.re__
骸骨のグラフィックと「skull」の文字が印象的。生への執着と静かに燃える魂を表現したという。

【揺らぎの真実】@enso_1101
画家・モネの作品で多く描かれる水面の光から着想。多様に重なり合う色彩が、履く人の繊細な感情を表現している。

【歪み】@pixelage09
心に残る絵画をピクセルで再現。クラシックとデジタルが融合したことによって生まれる歪みが印象的なデザインに。

【誰だ?】@viasage2025
モナリザの正体は一体誰?という問いをコンセプトに、絵画にひそむ謎や疑問を靴下に表現。大胆な目のデザインが象徴的だ。

大阪文化服装学院でのキックオフミーティングの様子。東京と同じく、HOTSOXについてレクチャーを受けてデザインやプロモーションプランを策定。
初めての東西プロモーションバトル開催に、
会場は大盛り上がり!
今回は初となる東西の文化服装学院によるプロモーションバトル企画。学生たちは「自分たちがこの企画を楽しむという気持ちを忘れずに、学生同士で切磋琢磨できればと思います」と意気込みを語った。具体的な目標販売数を宣言する際には、「私たちは販売数1,000足を目指します!」と語るOIFの学生に対し、「じゃあ私たちは1,001足を目指します!」と東京の文化生がコメントする場面も。会場は大きな盛り上がりと熱気に包まれていた。




デザインを担当した学生が、オリジナルソックスをアピール!
photographs: Jun Tsuchiya (B.P.B.)








学生たちは、オリジナルソックスをそれぞれが選定したモデルにスタイリングして記者発表で披露した。
photographs: Jun Tsuchiya (B.P.B.)
アンバサダー、京極風斗さんと
山井祥子さんの限定ソックスのデザインは?

左から山井祥子(エレガント人生)さん、レンフロ・ジャパン株式会社の高橋良太社長、京極風斗(9番街レトロ)さん。photograph: Jun Tsuchiya (B.P.B.)
毎年、豪華ゲストがアンバサダーとしてプロジェクトを盛り上げる。今年は、9番街レトロの京極風斗さんと、エレガント人生の山井祥子さんが参加。それぞれ、大阪と東京の応援団として学生たちに特別講義を行うほか、お二人もオリジナルのソックスをデザイン。京極さんと山井さんのオリジナルソックスも、11月11日より販売がスタートしている。


記者発表での京極風斗さん。柄のパンツにオリジナルソックスを合わせたおしゃれな着こなしで登場した。photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
「オファーをいただいた以上は全力で取り組みます。(バックパネルにプリントされたOIFと東京の文化服装学院のロゴの数を比べて)なんだか既に大阪が押されている気がしているので、大阪文化の皆さんは積極的に行動して頑張りましょう!」(京極風斗)


記者発表での山井祥子さん。モノトーンを基調としたコーディネートに、ソックスの鮮やかなイエローと食材モチーフのグラフィックが映える。キュートな決めポーズも!photographs : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
「先日学生さんたちの前で本企画の講義を行わせていただいたのですが、その際の彼らの熱い眼差しが印象的で、これは私も本気で取り組まなくてはいけないなと奮い立ちました」(山井祥子)
京極風斗さんデザインのソックス
「毒」

photograph : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
靴下は足に履くものである以上、踏まれて当然、汚くて当然のものとして解釈し、毒をテーマにデザインを制作。「『見た目の割には臭くないね』となれば、幸いです」とコメント。
山井祥子さんデザインのソックス
「I can’t wait to become curry!」

photograph : Jun Tsuchiya (B.P.B.)
家カレーを着想源に、果物や野菜など様々な食材をグラフィックに落とし込んだ。ちょっぴり懐かしくて切ない、幸福な感情をデザインに落とし込んでいるという。

photograph: Jun Tsuchiya (B.P.B.)
「装苑ONLINE」では、アンバサダーのお二人のインタビューやプロモーションバトルの途中経過など、本プロジェクトの様子を引き続きご紹介します。お楽しみに!

HOTSOX × 文化服装学院&OIF(大阪文化服装学院)
期間:2025年11月11日(火)の「靴下の日」から2ヶ月間
取扱:2025年11月11日(火)〜2026年1月11日(日)
HOTSOX.SHOP特設ページ、ハンズ渋谷店、心斎橋店(販売期間は店舗により異なります)、宮下パーク デニス、他
価格:すべて ¥2,200





