
2月16日に結成したばかりの、岩﨑大昇、井上瑞稀、中村嶺亜、猪狩蒼弥、佐々木大光の5人から成るKEY TO LIT(キテレツ)が初のアリーナツアー「KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL」を疾走中! 9月20日に大阪で始まり、新潟、千葉では追加公演を含む7公演をあっという間に駆け抜け、残すところは福岡、北海道の6公演。新しいことに挑戦しつつも、先輩たちの紡いできた伝統や歴史を自分たちなりに表現したという「ニュー&クラシック」なコンサートを、衣装に着目して振り返ってみたい。
ここでは、ららアリーナ東京ベイで10月5日(日)に行われた昼公演の模様を、本番直前のインタビューとあわせてお届けします!
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今回のツアータイトル「WAKE UP THE FOOL」は愚者を目覚めさせろ、という意味。
猪狩は「ライブを前に、まだ何者でもない状態が続いて、でも何者でもないということは、逆に言うと何にでもなれる。その状況がタロットでいう愚者のカード(“0”や“始まり”、“可能性”を意味する)と一致した」と話す。
タロットカードをイメージしたツアーロゴは、アートの分野でも才能を発揮する中村が描いたもの。「俺らはここから永遠の可能性があるぞ! 無限の可能性があるぞ! という意味を込めて、昔は不可能だとされていた青いバラを持っているんですよ」と語る。ほかにも、描き込まれたモチーフには様々な願いを込めているというので、その意図を想像しながら考察してみるのも楽しみの一つだ。

オープニング衣装には、メンバーのアイデアが反映されているという。グループ名に引けをとらないキテレツな1着を衣装さんにお願いしたところ、左肩に「奇」の文字が大きく配されたガウンが出来上がった。黄色、赤、紫を基調としたお祭りムード満載の羽織に、サイケデリックな色合いのファーがあしらわれた、まさに奇天烈なデザイン。この衣装はオープニングだけでなく、ライブの中盤に再登場するのでぜひ注目したい。
猪狩「今はキテレツという言葉を聞くと、キャラクター漫画だったり、“奇天烈”というワード自体が思い浮かぶと思うんですけど、ゆくゆくは僕たちの顔が浮かぶようになりたい。嵐さんは、嵐っていう気象現象よりも、5人の顔が最初に浮かぶじゃないですか」と国民的アイドルへの飛躍を意気込んだ。国立競技場でのライブが目標だと語る岩﨑の言葉に、メンバーはそれぞれ力強くうなずいた。
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