撮影・清水奈緒
装苑オンラインおすすめの簡単スイーツレシピ第2回目は、旬のイチジクを使ったレアチーズケーキ。本誌『装苑』でのフードの連載も好調の福田里香さんによるスイーツです。やわらかい甘さのいちじくは、心地よい酸味のあるチーズケーキとの相性が抜群!秋の旬の時期に手に入るいちじくをたっぷり使った一点です。オーブンを使わずに簡単にできて最高においしいのが嬉しいですね!
〈いちじくとはちみつのレアチーズケーキ〉
なめらかでクリーミーなレアチーズケーキにたっぷりのいちじく。簡単に作れる贅沢デザートです。カラメルビスケットで作る厚めのクラムがおいしさのポイント。
材料 (直径15㎝の底が抜ける丸型1台分)
いちじく・・・・・・・・・・・3個
〈クラム生地〉
カラメルビスケット・・・・・・160g
無塩バター ・・・・・・・・・・55g
〈チーズケーキ生地〉
クリームチーズ・・・・・・・・ 200g
きび砂糖・・・・・・・・・・・ 90g
レモン果汁 ・・・・・・・・・・1個分
プレーンヨーグルト・・・・・・ 160g
生クリーム(乳脂肪分45%)・・ 200㎖
粉ゼラチン ・・・・・・・・・・7g
水 ・・・・・・・・・・・・・・大さじ3
はちみつ ・・・・・・・・・・・大さじ2
下準備
〇クリームチーズは室温でやわらかくする。
作り方
1 クラム生地を作る。カラメルビスケットを、丈夫なポリ袋に入れて、すりこぎなどでたたいて細かく砕く。フードプロセッサーを使う場合は、適当に割り、細かくなるまで攪拌する。
2 バターを耐熱容器に入れ、湯せんにかけるか、電子レンジで全体がとけるまで40~50秒加熱する。とかしバターを1に加え、全体がしっとりするまでゴムベラでよく混ぜる。用意した型の底に敷き、テーブルスプーンの背でぎゅっと押さえて平らにする。
3 チーズケーキ生地を作る。ボウルにクリームチーズときび砂糖を入れ、泡立て器でよく混ぜる。そこにレモン果汁を加え、なめらかになるまで混ぜる。
4 3にプレーンヨーグルトと生クリームを少しずつ加えて、分離しないように泡立て器でよく混ぜる。
5 耐熱容器に分量の水を入れ、粉ゼラチンをふり入れる。電子レンジで30秒加熱して溶かす。スプーンで混ぜて、ダマがない透明な液にする。
6 4に5を加え、よく混ぜる。この生地を2に型に流し入れる。冷蔵庫に入れ、3時間ほど冷やし固める。
7 型から抜くときは、型の側面にドライヤーをあてる。側面の生地がゆるんで、つるりと抜ける。底型と生地の間にパレットナイフを差し入れ、器に移す。
8 いちじくは縦6等分のくし形切りにして、7の上にこんもりと山になるように盛りつける。はちみつをティースプーンですくい、ケーキの縁にたらす。
*クラムに使うクッキーは、私はいつもロータス社のカラメルビスケットを使用。香ばしくシナモンがきいているので、とてもおいしく仕上がる。手に入らなければグラハムクッキーでもいい。
福田里香
菓子研究家。新宿高野に就職後、独立。書籍や雑誌で提案するフルーツレシピが人気。著書に『新しいサラダ』(KADOKAWA)、『季節の果物でジャムを炊く』(立東舎)など多数。本誌装苑で“フード”を連載中。
Instagram:@riccafukuda
〈いちじくとはちみつのレアチーズケーキ〉は、福田里香さんの著書“ジャムにケーキ、焼き菓子、それからサラダやお肉と合わせる料理まで「いちじく好きのためのレシピ」”からピックアップしてご紹介しました。くせのない優しい甘さのいちじくは、スイーツはもちろんお料理に使っても美味しいフルーツ。本の中にはそんなレシピがたくさん。いろいろと挑戦してみてくださいね。
ジャムにケーキ、焼き菓子、それからサラダやお肉と合わせる料理まで
「いちじく好きのためのレシピ」
福田里香
文化出版局
1,500円(税別)
WEB:https://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579213085/
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