セルフィー、イラスト、そして服を通して「私を好きになる」ことに挑んだ、
アーティストManamissによる静かな自己革命の記録。

自己肯定感の低さに悩んでいたManamissは、2020年のパンデミックにより突然職を失った。そのときに始めたのが、“なりきりセルフィー”だった。
「ただの無職の女なのですが、雑誌の表紙を飾るかのように日々セルフポートレートを撮り、Instagramに投稿しました。セルフィーのおかげで、鬱々とすることなく無職の時期を乗り越え、むしろ自己肯定感が大きく高まりました」と彼女は語る。
自分の楽しみとして始めたセルフィーは、やがて人をクスっと笑わせたいという思いへと変わり、作品はいつしか100枚を超えた。写真集の自費出版を経て、2025年には地元長野の「ギャラリー変化大名」で初個展を開催。今年、東京の江古田にある「ギャラリー&ブックカフェHocch」にて、二度目の個展を行う。




Manamissのユニークな視点で表現されたセルフィー。5年間でおよそ200枚に達した。
ADのあとに記事が続きます
ADのあとに記事が続きます
出品作は、約200枚のセルフィーを並べた大型ポスターやセルフィーZINE。加えて、20年前から描き続けてきたイラストも展示され、Manamissの内面を多面的に浮かび上がらせる。
会場には、彼女自身が仕立てたドレスなども用意され、来場者が実際に身にまとってセルフィーを撮影できるという参加型の試みも。
ユーモアに満ちた作品群が、訪れる人に安らぎをもたらす展覧会だ。




Artworks courtesy of Manamiss
Text: B.P.B. Paris
Manamiss(プロフィール)
パリのファッションブランド「ルメール(LEMAIRE)」のパタンナー。20年前よりイラストレーション制作を続け、コロナ禍にセルフィープロジェクトを始動。
セルフィーアカウント:@manamisselfie
イラストアカウント:@manamiss
「I LOVE ME 」展
会場:GALLERY &BOOKCAFE HOCCH
会期:2026年2月21日(土)~2月23日(月・祝)
時間:11:00〜18:00(最終日は16:00まで)
住所:東京都練馬区栄町30-6
入場料:無料
オフィシャルサイト:https://www.hocch.jp/
インスタグラム:@hocch_gallery