MARTIN MARGIELA(マルタン・マルジェラ)がアーティストとして日本初の大規模個展『MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE』を開催

2026.02.05

再利用、分解、変容といったテーマを探究し続け、人間の身体を重要なインスピレーション源として創作活動を続けるマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が、アーティストとして日本で初めての大規模個展を開催することが決定した。

舞台となるのは、東京・九段の登録有形文化財である「九段ハウス」。ファッションデザイナーとして数々の伝説的な仕事を残し、現在はアーティストとして創作活動を行うマルタンにとって、1927年竣工の歴史的な邸宅は、彼の作品世界を表現する理想的な舞台となる。

本展では、コラージュ、絵画、ドローイング、彫刻、アッサンブラージュ、映像作品など、多様な技法による作品を展示予定。生活の痕跡が残る古い邸宅という空間は、アーティストにとって重要な「私的な空気感」を反映している。

来場者は邸宅内のさまざまな部屋を巡りながら、親密な距離感の中で作品と向き合う体験へと誘われる。展示構成およびキュレーションは、すべてアーティスト自身の手によるものだ。

ADのあとに記事が続きます

ADのあとに記事が続きます

「匿名性は、私の創造の自由にとって不可欠なプライバシーを守るために必要なものです。ファッションの時代と同じ興味や強迫観念を、私は今も持ち続けていますが、人間の身体はもはや唯一の表現媒体ではありません」とマルタンは語る。

「私は常に観察者であり、日常的な物や状況から強いインスピレーションを受けています。今日ではさまざまな技術的サポートを用いることが当たり前になっていますが、私は可能な限り、手仕事のプロセスを見せることにこだわっています。それが、不完全さやパティナ、未完成の美に対する私の深い愛情につながっています」。

旧山口萬吉邸として知られる「九段ハウス」において、マルタンはかつての家族邸宅が持つ私的で親密な空気感を蘇らせることを選んだ。彼自身、九段ハウスの佇まいや空気感に強い共鳴を覚えたという。

2000年、彼は東京・恵比寿の歴史ある邸宅に世界初となる「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」の店舗をオープンし、浴室やキッチンを含む邸宅全体にコレクションを展示した。そして四半世紀を経た 2026年、再び東京に戻り、同じく歴史的な邸宅である九段ハウスで作品を発表する。

「再び東京に戻り、1927 年に建てられたこの家で作品を見せられることを嬉しく思います。2000 年のときと同じように、来場者が各部屋の親密な空間の中で作品と出会い、驚きを感じてもらえることを願っています」。桜のころ、マルタン・マルジェラの作品に東京で出会うことを心待ちにしたい。

MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE
会期:2026 年 4 月 11 日(土)〜 4 月 29 日(水)
時間:10:00 〜 19:00(最終入場 18:00)※2026 年 4 月 29 日(水・祝)のみ最終入場 16:00、閉館時間 17:00
場所:九段ハウス
   東京都千代田区九段北 1-15-9
観覧料:一般 2,500 円(税込)チケット購入は以下サイトにて。
チケット購入サイト:https://artsticker.app/events/103820

RELATED POST

【2026-’27年秋冬】JW アンダーソン流、キュレーションの最前線。
メゾン ミハラヤスヒロが新作を発表。2026-’27年秋冬パリ・メンズファッションウィー...
新生バレンシアガ、メンズのデビューと二つのコラボが話題
ジュンヤ ワタナベ マンが新作を発表2026-’27年秋冬パリ・メンズファッションウィーク...
シンプルさの中に見せる強い個性、アンダーカバー流の日常着。2026-’27年秋冬パリ・メ...
ルイ・ヴィトンが新作を発表2026-’27年秋冬パリ・メンズファッションウィークより